2005年6月16日

音楽噺第一回:相も変わらずつい聞いてしまうバンド=MUSE

 突然カテゴリー増やしちゃったんだけど、ここは普段ボクが気に入って聴いている音楽について書いてみようかなってなカテゴリーです。仕事柄、普段からあれこれ手広く聴かざるを得ないわけですが、そんな中でもいわゆる趣味的にハマっているアーティスト、バンドなどをちょこっとずつご紹介していきます。ボクみたいな立場の人間がおおっぴらに書くような内容ではあまりないんだけど、「これは!」ってなアーティストを取り上げようかと思います。だから、そんなに続かないかも(^_^;

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 さて、気がついてみればもう既に5年くらい、ボクは何故か飽きもせず「MUSE」というバンドを聴き続けている。正式にはまだ4枚ほどしかアルバムを発表していないバンドだ。ボクのサイトのドメインを見て、はは〜んと感づいた方にはもう察しがつくだろうが、このMUSEはここ数年ボクを虜にしているバンドだ。普通にファンなんすよ、いい歳こいて(笑)。まあ、MUSEが好きな事に年齢は関係無かろうと、ボク自身は考えているからこうしてここで公言しているわけだが(^_^;

 ここを読んでいる方でMUSEを知っている人はどれくらいいるのかな? まぁ、ロック系、それもオルタナ系と呼ばれるジャンルに興味が無い人にとってはあまりピンとくるバンドではないかも知れない。というか、そういうジャンル分けでいいのかどうかも良くわからんバンドでもあるけど。パンクっぽい曲もあるし、ヘビーなギターサウンドが多いから聴きようによってはヘビメタっぽかったりもするけど…まぁ、ヘビメタとは言えないよなあ。コード進行的にクラシックっぽいアプローチが多かったりするから、プログレっぽいともいえるかもね。コードの飛び方とか…結構唐突だったりするし。

 さて、このMUSEというバンド、一体どんなバンドかというと、この手ではよく見かけるいわゆる3ピースのバンドだ。ボーカル&ギター、ベース、ドラムの3人バンドって意味ね。結構ライブ寄りのバンドというか、あまり多くの楽器をダビングして構築するって感じではないかな。といっても、ピアノは多用されてるし、ストリングスやシンセのシーケンスなども取り入れられて、3ピースだから…という拘りはそれほど無いだろう。

 曲調的には、誤解を恐れず一言で片づけてしまえば「暗いロック」だ(^_^;) 特筆すべきは、やはり楽曲の独特な雰囲気…もっといえばアレンジのセンスだろうか。曲を書いてるマット(マシューベラミー)のセンスかプロデューサーがいいからなのかはちょっと分かんないけど、シンプルなようでいて複雑、複雑なようでシンプル。あ、ワケ分かんないスか?(^_^; 巧妙にシンプルって感じなのかなあ。曲の構成力もかなりのもの。曲の長さとか、結構絶妙だったりするし、曲の流れが一辺倒でなく洗練されてる。いや、勉強になるっすよ。…といっても、あまり他に応用出来ないけどね(笑)。まあ、いずれにしろボクみたいな凡人にはとても思いつかないようなアレンジの曲が多い。

 「暗い」と言いつつ、結構メロディとかリフ自体はPOPと言えるもので、フレーズ自体は簡単なようにも聞こえたりもするけど実際に演奏するとかなり難しいフレーズだったり、その上、玄人好みなギミックが豊富な感じがする。ボクが初めて聴いたのはファーストアルバムの"Showbiz"をだったけど、当時まだマットが二十歳そこそこ(日本でリリースされた時点でも22歳くらい?)だったはず。でも、そんときに既にもう完成されてたしね、こいつら。単純に凄え〜と思ったっすよ。

 そうそう、「暗いロック」という印象は、ピアノの音色を多く使っていることも要因ではあるかな。これもギターのマットが実際に演奏している。結構難しそうなフレーズも上手いとは言えないかも知れないけどちゃんとやれてる。それと、忘れてはいけないのがファルセットを多用するマットのボーカルだねぇ。あ、人によっては、一見ラルクっぽく聞こえるらしいけど。(カミサンもそう言ってた) あ、息継ぎを派手にやるところとか、そりゃちょっとビジュアル系っぽい感もあるな。でもボクの中では一線を画しているな。そういや他にも、MUSEはよくレディオヘッドあたりと比べられたりしてたんだけど、これもボクには良く分からない。音楽性は結構違うと思うし。

 てなわけでMUSEを知らない、聴いた事無いって御仁には一度聴いてみることを一応お奨めしときやす。あ、ここに上げたジャケットは一応最新(といってもリリースされたのはもう2年近く前だけど…)盤でもある3rdアルバムの"ABSOLUTION"というアルバム。上のリンクから「muse album player」っていうリンクを辿れば、結構ちゃんとした音でプレビュー(てか、殆ど通してだよなこれ…)が聴くことが出来るよ(かなり重いけど)。結構、合う人、合わない人がハッキリ分かれると思うので、この一枚を買えば好きか嫌いかの判断は容易かと存じあげまする。ハマるとなかなか深いっすよ。ハマった人はマストアイテムのデビュー盤、"Showbiz"も迷わずゲットしよう。

「デビュー盤でこれかよ!?」

 って、きっと思うはずだす。

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 ちなみに、タネ明かしすると此処のドメイン「muscle-museum」ってのは元々は彼らの楽曲名(出会いは"Muscle Museum"という曲でした)からインスパイアされたもの(というか、殆どまんまですな)ですが、意味的には殆ど無関係です。うちの場合、

「自分の体力不足を自虐的にドメイン名にしてみた」

ってな感じです。意味不明ですか、そうですか(笑)。
 

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