今回のマスタリングエンジニアは昨日書いたようにK地さん。とってもナチュラルに原音のクオリティを底上げしてくれて、とっても良かったです。ボクのミックスも褒めて貰えました。もちろんレベルだけは面倒見て貰いましたけど、音色的には大幅に弄った曲は殆どなく、どれも微調整という感じで済んだっす。２曲ほどは、全く弄んなくて済む曲もあったし。DPでミックスした割には、かなり優秀じゃない？…と、自画自賛しておこう。何より、プロデューサーの板倉君が大満足してくれたので良かった良かった。

　K地さんの話も鑑みつつ、ここでワシが断言しておこう。ミックスはProToolsじゃなくても全く問題無いよ。やりゃあ出来る。ホント、いい音で仕上がる。何しろCD制作の最終工程のマスタリングにおいて、音色自体は弄んなくても済んだくらいだから。

「ミックスが悪くてどうしようもないから弄んなかった」

　…という意味じゃないよ。K地さんが「良くできてる」って太鼓判を押してくれたんだから。ワシ、今回のでもう自信つけちゃったもんね〜(笑)。

　もちろん、アナログ卓通して落とせれば、そりゃそれに越した事は無いんだろうけど、コンピューター内完結ミックスでもここまでは出来る！　アナログ出しのミックスは利便性や歪み率の問題もあるから、一長一短だしねえ。

　そして、今回の仕事は、DPの優秀さも証明できたと思う。録り方とか、ミックスの際の色々プラグインのソフトが変わったせいもあるけども。特筆すべきは、4.5になってからついてきた「Master Works EQ」の素晴らしさ。このMOTU謹製のEQはホント、他社の売り物プラグインに負けてないどころか、ボクの中では今のところ一番のお気に入りである。今まで使ってきたEQ（Wavesも含む）より断然使いやすいし効きも良いし、何しろルックスがいいし(^_^;)　今回、アコースティックギターや、ピアノの音色には、大概こいつとPSP Vintage Warmerのコンビで処理してきた。

　というわけで、今までやってきたミックスの中では、自分でも今回のが一番だと思う。思うに、やっぱ、人の作った音源を弄るのがやりやすいのかな〜。それもあるだろうな、うん。なんか、普通と逆なことを言ってる気もするけど。
　
　まあ、ボク自身もコツを得てきた（慣れてきた？）って部分も大きいけど。各楽器に対する、スタンダードなプラグインもほぼ決まって来たから、効率も良くなってきたし。

　その後は、みんなもう腹減りまくりだったので、たまに行く山手通り沿いのステーキハウスで夕食を兼ねたプチ打ち上げ。ここのイタリアンハンバーグは本当に旨いねえ〜。お子ちゃま舌向きなのかな(笑)。

　２ヶ月くらい前に来て以来（ここに書いたっけな？）なんだけど、最初、元の場所にそのお店がなくて焦った〜。近辺を探したら、今は山手通り沿いになって、ネオンなんかつけちゃって、ちょっと目立つようになってた。前は裏通り沿いでひっそりとした感じだったんだけどねえ。その頃から混み気味の店だったから、ちょっと心配になったけど、５分待ちくらいで席に着けたので良かった良かった。お店の前で椅子に腰掛けて待てるようにもなってたし。

　その後、お茶できるところに場所を変えて諸々な精算をし、結局帰宅したのは12時回ってたかな。一息ついてTV観てたら、早速オンエアされてましたね〜。例のクラシック曲のCMが。ホント、決まったら早いというか、そんだけギリギリなタイミングだったんだな〜って改めて感心したっす(^_^;)

　詳細はどのタイミングで公表していいのか分からないのでまだ伏せておきますが(笑)、某自動車メーカーの新しいSUVのCMです。ピンと来た方はエライ！！　だって、誰も原曲知らなかったようなマイナーな曲の、しかも、一つのフレーズのミニマルを、更に切り刻んでコラージュしたようなCMですから。ヒントとしては、とある俳優（男性）さんがお一方だけ登場してます。わっかるかな〜？

てか、作った本人が最初分からなかったくらいなんすけど(笑)。
アレ！？　これ、ボクが作ったアレだよな…？
ってな具合で(^_^;)

　さて、今日はもう疲れたのでサクッと寝ちまって、明日は午前中から、いよいよこの曲の続きを作り始めます。どんな曲が出来るかな？　泣いても笑っても、10/3にはデモ提出しなきゃいけない。詩（しかも英歌詞）を書いてもらわないといけないからねえ…。

　てな訳で、ここまで一気に書いて読み返しつつ、

「相変わらずなげぇなあ〜」

　とか

「今回はとっても日記っぽい内容だな〜。色々あったんだから、長くてもまあいいか」

…とか、思いつつご機嫌ようお休みなさい。