2006年2月25日

トレバーホーン25周年記念ライブをスカパーで観た

 昨日、スカパーの271ch、ミュージック・エア・ネットワークにてトレバーホーン25周年ライブをやっていた。トレバーホーンといえば「ラジオスターの悲劇」で有名なバグルスの元メンバーで、以降は数々のヒットを飛ばしてきた名プロデューサーだ。のちにZTTレーベルというのを作り、有名なところではプロパガンダ、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、アートオブノイズなどをリリース、比較的最近ということになると、t.A.T.u.のあの売れた曲(タイトル失念(^_^;))などもプロデュースしている。…て、t.A.T.u.はこないだ知ったんだけど。もうちょっと、ボクの中では過去の人になりかけてたから。>トレバーホーン

 ボクが本格的にシンセサイザーに興味を持ち始めた頃、それは完全にトーマスドルビーの影響なので80年代に入った後のことなのだが、時をほぼ同じくしてハマっていたのがこのトレバーホーンという人で、プロデュースがトレバーってだけでレコード(当時はまだアナログね)を買っていたことを思い出す。18〜22歳の頃って何故か裏方の方に興味があり、自分にとってはアーティストよりもパーソネルでレコードを買う時代だったんだよね。

 で、そのライブだが、結構古い機材を駆使していて、当時の懐かしい音を作り、ちゃんと生で演奏していたことに興味を持った。ムーグなどのアナログはもちろん、なにやら古いデジタルシンセなども引っ張り出していたような。YESやプロパガンダなども出ていたから、フェアライトIIIなども使っていたのかもなあ。

 ちなみにうちにもKorgの古いシンセ(01/W)が未だにメインキーボードとして君臨している。80年代後半の代表的なサウンド、「M1」のピアノサウンドだって未だに出せるのが自慢だ(笑)。あと、PPGっぽい音が出せるKAWAIの「K1」なんてのも、まだまだちゃんと音が出せる状態で残ってるし。

 …というわけで、なんだかいつのまにか懐かしくなってしまった曲達を聴いて和んでしまったのだった。

 さて、話変わって最近巷を賑わしているPSE法(電気用品安全法)だが、この法律の猶予期間が今年の3月一杯で切れ、4月からは新しいPSEマークが入ったものでないと、売買が出来なくなるらしい(個人売買はOK)。「らしい」というのは、ボク自身、最近知った法律だからだ。ボクなんかが知らないのは当たり前で、なにやら、業者の方でも今年に入ってから認知したところが多いらしく、すったもんだしているというわけだ。

 楽器や機材の世界では、時代によってビンテージものに価値が見いだされることが比較的多く、それはシンセなどでも同じ。ローランドのリズムマシーン、俗称「八百屋」のTR-808やTR-909などは、テクノな時代が終わって製造終了となり、一旦一線を退いたが、ハウスものでまたその価値が出てくるや、一時期凄くプレミアがついていたことは記憶に新しい。

 スタジオなどはこの業界的不景気につけ、中古の機材を買えない、売れないってことになると、機材の入れ替えもままならないところが多いだろうと想像する。困るところも多いだろう。古いニーブのプリアンプとか、もしくはマーシャルやVOXのアンプが、シンセではプロフェット5とか、欲しくても手に入れられてない人がまだまだ多いだろうし、特に、これからの若い世代には、こういう機材を使うチャンス自体が相当限られてしまうかも知れない。

 ちなみにプロフェットなどは、ずいぶん前からNative Instrumentsから「Pro-53」というバーチャルなものも出ているし、今度ARTURIAからも、より期待できる「Prophet V」も出るということで「なんとなくプロフェット」な音は、本物が無くても出せるとは思うが…やはり本物でないことは確かだろうしね(笑)。

 というわけで、詳しくは昔ボクも所属していた日本シンセサイザー協会(JSPA)のページも読んでみて欲しいのだが、内容を読んだ後で、賛同できる方がいれば、是非、署名の方もお願いしたいです。

 と、ここまで書いてきて、補足を得るためにサイトを巡っていたら、このサイトのような見解も発見した。これだけを読むと、業者の方でちゃんとした対処をする限りは、差ほど影響しないようにも受け取れるが…いずれも文字による認識なので、判断は難しいかも知れないね(笑)。

 楽器屋はともかく、スタジオが事業者として名乗りでて、こういう検査機械を導入するとはあまり想像できないので、現実的ではない気もするんだけど…。まあ、とりあえずボクは教授の呼びかけでもあるので署名だけはした。あとはWait and See だね。

 

2006年2月24日

やったやった!

荒川さんがやってくれた! 遂にメダルを頂戴できました。しかもその色は・・・

「ゴールドぉぉぉ〜〜〜!!」(← ポッドキャストブログならエコーつけたいところ)

いんや〜、朝まで起きていた甲斐がありました。おいちゃんは感動した!!

思うにですな。やはり出走……いや、滑走順ってのも有利に働いたのかなと。最終組の3番手。本当はコーエンよりも前の方が、プレッシャーを与えられて、すぐ後で滑走する村主さんの援護にもなって良かったと思うんだけどね。ま、少なくともスルツカヤの最終滑走っては、ちとお気の毒でした。

しかしですな。な〜んであんなに落ち着いて滑れたんだろうってくらい、ジャンプも力が抜けている感じだし、一つ一つが丁寧でスムースに見えた。何しろ線(ライン)が綺麗だったし、あのしなやかさは、やはり見るものの目を釘付けにしたってことでしょうね。イタリアの地元紙も絶賛しているみたいです。

演目が終わった後、客席のスタンディングオベーション(フィギュア唯一だとか!?)は、やはりその時、あの場所でのVibeだったんだと思うっすよ。

他の二人、特に4位に終わった村主さんは、悔いの残るところもあるんだろうけど、まあ、次回に向けて、今度は大技も仕入れてきてですな。頑張っていただきたいものです。

ちゅうか、次回のバンクーバーの時は、選考が大変だろうねー。層が厚くなるのは周知のことですから(^_-)

 

2006年2月22日

一番盛り上がったトリノオリンピック

…の観戦がカーリングだったって人、きっとボクだけじゃないはずだ(笑)。

いや、解説の人が良かったからかな。ルールも大体は分かり、試合が進むにつれ段々と戦略的なことも分かってくるようになってきた。

こうなるともう、かなり楽しいよね。

「目黒さん、そこまで奥に行ったらはなからどかされちゃいますからー!!」
「まりりん、ナイステイクアウト!!」
「林さんなら出来る!!」
「小野寺さん!ここはちゃんと手前で止めないとー!」

などと、にわかコーチになって一緒に戦ってしまうわけである。ああ楽ち。

そんなカーリングも予選敗退が決まり、ちょっと気が抜けたところではありまするが、今日からは最後の砦、女子フィギュアのショートプログラムがいよいよ始まります。

あ、そろそろ始まるな。ではまた後ほど。

続きを読む "一番盛り上がったトリノオリンピック"

2006年2月20日

幸宏さんの新しいアルバム - Blue Moon Blue -

 来る3月15日に発売される幸宏さんのソロアルバム「Blue Moon Blue」をただ今ヘビーローテーション中っす。ソロとしては約7年ぶり!?だそうで。暫くスケッチショウで活動してましたもんね。

 て、話がいきなりなので、こっから説明口調&レビュー風になっちゃいますが、一昨日このブランニューなアルバムの完成を祝して!…の打ち上げが都内某所でありまして。お呼ばれ頂戴しましたんでいそいそと出かけ、マスタリング後のCDコピーをしっかり頂いてきたわけですよ!

 そらやっぱ、早く通して聴いてみたいじゃないすかあ。PCDが送られてくるまで待ってられないわけですよ。「幸せはいち早く」がモットーな自分としては、自ずからゲットしに行け!ってなもんです。

 出来の方はハッキリ言って素晴らし過ぎます。こんなにポップなグリッチサウンドは、少なくともボクは今だかつて聴いた事が無いし、故に、なんだかとても新鮮な感じがするかなあ〜。

 ボクもそのうちこういうのを出せたらいいな〜。
 

2006年2月15日

久々に取材

 先日、久々にとある音楽専門誌の取材を受けた。なんでもこの雑誌、創刊300号だそうで。(おめでとうございます!)

 で、300号を記念して(?)の特集記事に関するもので、チョイスされた某アルバムのレコ−ディングについてあれこれ聞かれることに。創刊時(81年らしい)から現在までの25年間でくさびとなった作品20選ということなので、他にも、どんなアーティストのどのアルバムが選ばれているのかが興味深いところです。

 さて、このアルバムは、およそ17〜18年くらい前に録られたもので、ボクにとってもその方と初めて一緒に仕事をすることになった記念すべきアルバムでもあり、この仕事を始めてまだ間もない、まだまだかけだしの頃(齢にして25くらい?)といえる頃だから、今になってまた再評価して貰えるのは喜ばしいことでもある。

 その時にやはりこの雑誌の取材を受けていて、当時の記事のコピーなども見せていただいた。写真も一枚掲載されていたが、ま〜なんとも懐かしい出で立ちで。レイバンのサングラスに普通のレンズを入れたメガネをかけてたりして、時代を感じさせる(笑)。で、その某アーティストさんからは「この頃の方が老けてる」と言われまちた。うむむ…確かにそうかも……と、潔く自認した(笑)。

 さて、一生懸命当時のことを思い出して語るが、かなり適当な気もする。その後18年くらいの間に、色んな事をごまんと頭にインプットしてきたんだから、古い記憶が削除、もしくは改ざんされていても仕方無かろう〜ってなもんで(笑)。人間の記憶なんて、きっとそんなもんだしょ。まあでも、覚えてることは精一杯語ってきたんで、後は編集さんの腕の見せ所ということで(^_^;)

 で、どうやら今回も写真掲載があると。う〜んう〜ん。

 ただ今、プチ・ブロイラー状態でぶくぶくと肥え中なので、ちょっとした醜態を(またもや)公の場にさらすことに。

 で、今日編集の方から(写真の)確認のメールが来た。気に入らない、もしくは、これは「載せられるときっつい」と思うのがあったら事前に言ってくれとのことだが、どれも見事にポッチャリしていて、ハッキリ言って、どれも変わらん(笑)。ま、身から出たサビということで、しょうがないすな。

 ちなみに、察しの良い方なら既にお気づきだろう(ここでもチラッと書いてるしね)けど、その某お方とのおつき合いは未だに続いており、去年なども10月末からレコーディングしていたアルバムがいよいよ来週に発売になる。

 先日PCDも頂いたのだが、メディアがCD/SACDのハイブリッド版なのよね。残念ながら、我が家にはまだSACDプレイヤーがないのよねん。せっかくなので、これを機にいよいよ買おうかな。今あるDENONのCDプレイヤーも、だいぶ古くなってきたしのう…。アンプも最近たまにおかしくなるし、TASCAMのDATも壊れたし(これは修理だな…)、カセットも完全に壊れてこないだ粗大ゴミで出したことだし(これは買わなきゃ!)、オーディオ機材全般について古くなった感があるので、見直す時期ってことなのかもなあ…。

 

2006年2月10日

いよいよ明日から開幕

いや何がって、(冬期)オリンピックですが。

なんだかんだ言って、毎回冬期オリンピックも楽しみにしてて、
仕事があってもつい遅くまで観ちゃうんですよね。

て、2月は暇ヒマなので、ちょうどいいけど。

さあて、トリノはどんなんかんな〜?(←微妙に仁鶴)

で、見終わった頃にはF1とかも開幕すると。
今年から凄くまた変わるけど、これも楽しみにしています。

 

2006年2月 2日

Birdyって 、本放送は春からなのね

 というわけで、前にここでもご紹介したNHKのアニメ「バーディ」、年末から年始にかけて多分10話くらい放送したと思うんですけど、スイマセン、本放送って書いちゃったけど、これってまだまだパイロット版だったみたいです〜。先日サイトを見たら、本放送は4/8から、毎週土日の5時50分〜ってことになってました。

 で、今ちょうど、サントラ盤の作業をしています。ボクの曲はとくにどうこうしようってこともなく、一応CD用に(?)ミックスをやり直しただけですけど、ミハルちゃんの楽曲を全体的に見直して、録り直してミックス…という作業をやっています。まあ、この作業も今週中には終わる予定す。

 CDの方は、細野さん、岡田さんの分も合わせるとすんごい曲数になるので、細野さん、曲順とかタイトル付けとかだけでも大変そうだなあ。1曲1曲は30秒〜1分半ほどと、短い曲ばかりですけど、まとめて聴くと、結構なボリュームになる事と思います。

 

2006年2月 1日

あ〜やっぱり謎!

 以前、セキュリティアップデート009をインストールしたらMacの調子が悪くなって……という話をここに書きましたが、その時は「WebKitフレームワークを古いのに戻したら解決した」と書きました。

 でも暫くしたら(数日後くらい?)、またボイーンとディスプレイが消えて、その後カーネルパニックに陥る(多分…。OSごと固まってるから)という、怪現象に悩まされました。不思議なのが、一旦そうなると、どの立ち上げディスクでも駄目になるということ。もちろん、システムの再インストールも試みたけども、最初は大丈夫でも暫くするとやはり駄目になります。

 分かったことは、こりゃハード的な問題も含んでるかな…ということ。やっぱり、うちの環境だけの問題だったかー!!

 というわけですみません、「セキュリティアップデート009」が引き金になったことは確かですが、必ずしもこれが原因では無さそうな気配です。まあ、似たようなトラブルが起きたら、参考程度に読んで下さいね…ということで。

 で、セーフブート状態ならOKというのは変わりなかったので、OnyXで立ち上げモードを「詳細」にして、画面上のログとにらめっこして、色々と機能拡張を抜いたり挿したり……。

 この辺はOS9さながらにマニュアルコンフリクトキャッチャー状態で頑張りました(^_^;) 

 で、判明したのは、ATIのビデオボード絡みであるな、ということ。早い話が、アクセラレーターの機能拡張たった一つを外すだけで、ちゃんと起動することが分かった。

 ボクのMacはG5 2.3GHzということで、ビデオボードはATI9600Proです。で、該当する「System/Library/Extensions/ATIRadeon9700.kext」という機能拡張書類を外せば、コアイメージやクオーツなどの機能は使えなくなるけど、一応は普通に使えるようにはなるな…と。

 う〜ん、どうしたもんか。

 ATI関係のファイルだけインストールしなおすことは、ボクが知らないだけかもだけど、不可能と思えるので、苦肉の策でリテール版のアップデータをインストールしてみたりして(^_^;)

 すると…!!

 いや〜、ちゃんと生き返りましたがな。

「ATIRadeon9700.kext」の機能拡張を外さなくても、ちゃんと通常起動できます。なんなんだろなー。ビデオボードが何かの拍子にとっちらかるのかなあ。

 システムプロファイラで確認すると、ちゃんとコアイメージもクォーツも生きてます。今のところ不具合無く、ちゃんと使えてます。

 というわけで、どうも、「野蛮な解決法」という感は否めないわけですが、とりあえずはこのまま凌ごうかと……(^_^;)

 てか、前より描画が速くなった気がするなあ? やっぱり、何かおかしくなってたのかな?