2006年3月31日

PSE法、その後

というわけで、PSE法の特別承認制度と言うものの詳細が発表されたみたい。
詳しくは下記に飛んで見ておくんなまし。

 ●特別承認制度(いわゆるビンテージものの特別承認)について
 ●特別承認に係る電気楽器等一覧(PDF)

「楽器等一覧」については、今後、定期的に見直しを行い逐次更新する……とあるので、現時点でこの一覧に無い楽器でも、申請すれば見直してくれるんだろうな。つっても、ザッと見たところ大概はあるようだけど。

でも、さすがにボクは発見した。

フェアライトが無い!

PPGも普通の2.2とかは有るけど、Wave Term とかはなかったな。

あの手の大物はそんなに中古で出まわるわけでもなし。
…と言うことで除外されちゃったのかいな?

だがしかし、はるか昔、僕が使っていたインテンツィオのフェアライト CMI III。
可能ならば売りたいって言ってた気がしたが…!?(^_^;)

てか、動かないから売れないんだけどね(^_^;)
ボクは手をつけてないから、本当に起動しないのかどうか分からないんだけど。

フェアライトIIIのライブラリ、普通にオーディオとしてでもいいから、しっかり抜き出しておくんだったな…。

ストリーマーやTAHICHIと言う5インチMOドライブにバックアップがあるけど、動く本体がなきゃ、音も出せないわけで……

……嗚呼勿体無いお化け。

2006年3月27日

またもやAKAIのデータ整理

 …に没頭しております。いや、前にやったやり方だと結局ダメで、DATを使った正当なやり方に戻して再チャレンジと言うことで。なんでパソコンに取り込んだらダメなんだろうな〜。同じ光ファイバーを使ったS/PDIFインターフェイスのはずなのに。なんか見落としているかな!?

 というわけで、旧い楽器やライブラリを大事にしましょう!ってワケでもないけど、なんだかんだ整理しつつあるわけです。早くやっちゃわないと、部屋が狭くって(^_^;)

 さて、下の写真は、先日倉庫に行ったときのもの。見事に陳列されてますが、今や使用頻度が極端に減ったと思われる古い機材達。鍵盤のついたシンセは、別の部屋にこれまたのしのしと置いてありました。全てツアー・ケース付きなので、なかなか処分するのも大変そう。

  

 PSE法も1年ほどは緩和されるみたいだけど、まだまだどうなるか分からないから、使えるうちに&売れるうちに、どこかに売っちゃえばあ?…と無責任なことを言っておいたけど……そもそも売り先もないからここに置いてあんのかな?

2006年3月26日

初サッカー生観戦(at 横浜)

 というわけで、ちょっと前にも書いたけど、かみさんの要望に応え、横浜は日産スタジアムまでサッカーを観戦しに行ってきました。我が家では、これが初の生観戦となります。いや、うちはにわかファンなもので(^_^;)

 久保と中澤、あと小野君が観てみたいって事で、上手い具合に3/25の日産スタジアムの試合が、横浜Fマリノス対浦和レッズの試合だったので、迷わずペアチケットゲットです!

 クルマで行くと近いのは知っていたけど、多分駐車場なんて空いてないだろうし、周辺の混雑も予想すると電車で行くのもいいかな〜ってことで、田園都市線、JR横浜線と乗り換えつつも、電車で行ってみた。時間的には、クルマで行くのとそう大差は無さそうだったな。

 小机駅に着いたら、観戦客の流れに合わせてとぼとぼ歩いていたら、途中の露天にて、千円でユニフォームのレプリカシャツを売ってた。ここはひとつ…ということで記念に一枚買ってきた。色的にバルセロナのものが気に入ったという理由だけで、何故か「アルベルティーニ」の奴を。もう引退しちゃったみたいだけど…。だから売れ残ってたんだろうね(笑)。

JLeg-1 というわけで会場に着いたのは午後1時過ぎ。キックオフは3時半だったので早いくらいだけど、F1観戦はベテランなんだけど、サッカー観戦は超初心者ってことで勝手を全然知らないわけで、何しろ初めはじっくりと…という感じで。

 この日の日産スタジアムはまだまだ結構寒くて、モータースポーツ観戦で使ういわゆる「観戦グッズ鞄」を持って来ておけば…って感じでした。膝掛けがとても恋しくて。日陰って事もあったけど、風が冷たかったんですね。

JLeg-2JLeg-3 さて、この2枚の写真は何かと言うと、初めて見るサポーターの皆さんの応援合戦の模様がどうにも楽しくて撮ってみました(笑)。

 (多分)はるばる浦和から大挙して押し寄せたサポーターの皆さん方、気合いの入り方が違うのか、アウェイなのに圧倒的な声援(文字通り声援)で、レッズ・イレブンの(これまた文字通り)サポートをしておりました。「青組」横浜の応援は、統率は取れているんだけど、何とはなしに上品で、ちょっと押され気味だったように感じられましたね。ホームなのになあ(^_^;) ちなみにこの日の観客は、5万人を超えてました。凄いにゃあ。

 試合の方は、この応援合戦に影響されたのかどうか分かりませんが、1-3で「青組」が負けてしまいました。ボクらはもちろん横浜側についていたのでちょっと残念でしたが、何しろ「にわか」なもので、どっちにしろ初めてのサッカー生観戦にニコニコなわけでした(^_^)

 今度は地元(等々力)も観に行こうっと。宮本が見たいんで、今度はフロンターレ vs ガンバとかかな〜。

2006年3月25日

お世話になりました…宮川先生

 あの「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ曲でも知られる宮川泰先生がお亡くなりになりました。

 ボクは高校を出てすぐに上京しましたが、こっちに出てきてまず始めたことは、梓みちよさんのバックバンド「スーパースェット」のボーヤ(今風に言うとローディ)でした。あの頃はまだこういう、「歌手さんお抱えのバックバンド」…みたいなのがいくつもあって、ボク自身は、渡辺プロの契約社員みたいな扱いでした。いわゆる「楽器部所属」みたいな。

 で、その当時、梓みちよさんのコンサートアレンジをしていたのが宮川先生で、資料のやり取りや譜面の受け取りなどで、何度かご自宅(ご自宅か仕事場か分かりませんが、代々木のマンションでした。今考えても、とても広う御座いました)の方へ伺ったことを覚えています。

 とてもユーモアのあるお方で、楽しい方でした。恐らくは…何回かご迷惑をお掛けしたこともあるんじゃないかと思うのですが、怒られたことは一度も無かったですね。それどころか、とても良くして下さいました。

 数年後、みちよさんの音楽性の変化からライブアレンジもムーンライダーズのかしぶちさんがやるようになり、それ以来お会いすることはありませんでした。とても懐かしいお方が、この世から去られて、何か、言い得ぬ寂しさみたいなものを感じます。ボクの両親と歳が近い…ってのもあると思いますけど…。

 謹んで、ご冥福をお祈りいたします。そして、色々とお教え下さり、ありがとう御座いました、宮川先生。

2006年3月24日

PSE法改正案

 巷のニュースでご存じの方も多いと思うけど、ボクも以前所属していた日本シンセサイザー協会主導の署名運動が功を奏し、いわゆる「ビンテージ楽器」に関しては、PSE法から除外されることになりましたね。これに関しては、素直に喜びたいし、やっぱり、釈然としない、曲がった法律には、ちゃんと指摘して立ち上がれば政治家も動いてくれるんだな…ということが分かって良かった。ただ、基準が曖昧だよなあ。

 というわけで、2001年より以前の中古楽器についても除外を求める要望書を経済産業省に提出したと、今日のニュースで知った。詳しくはこちらの3/23付けの記事でも確認出来ます。ボクにとっては、身近な方々が発起人に名を連ねてますし、もちろんボクも「異議無し!!」ってことで賛成なので、出来ることは協力したいと思う。

 つい最近DX7 IIを買ったばかりだし(笑)、電子楽器は文化ですから、そう簡単に捨てられませんて。
 
 そうそう、時を同じくして、楽器に関わらず他の中古機材についても、PSE法の見直しをしてはどうか?という案が民主党から出される(た?)っぽい。改正案は、今月末で切れる販売猶予期間を1年延長して、その間に色々見直しましょう、取り扱い方をきちんと決めましょう、ちゃんと告知しましょうって事らしい。

 ホントならこういう手順とか議論とか、ちゃんと5年前に為されてなければいけなかったわけだよね。専門家の意見も聞き入れながら。まあ、誤りは誤りとちゃんと認めて、是正していこうという動きがちゃんとあったわけだから、これについても良かったと思います。

 ただ、まだまだどうなるか見守っていく必要があると思いますけどね。しっかりとまとめて欲しいと思います!

2006年3月23日

亜美さん、30周年

 でもって今日は、亜美さんの30周年記念コンサートが「めぐろパーシモンホール」というところであったので、またもやカミサンと二人いそいそと出かけてきました。出かける頃になって雨が降ってきましたが、今日はクルマで行くことに決めてたので、まあ、いいかなと。電車だとめんどいんだけど、クルマだと、気分的にあっと言う間なので楽ちん。

 さて、ボクは今回初めて亜美さんのステージを観ました。カミサンもそうらしいですが、結構ファンみたいで、今日演奏された、新譜以外(笑)の大概の曲は知っていたそうな。

てか、あれ?そういや、まだアルバム届いてなかったよ…!

 終わった後、いつものように楽屋へ挨拶に行きましたが、さすが30周年。沢山のお客様がみえてらして、結構粘ったんですが、御本人には挨拶が出来ず、旦那様の小原さんに挨拶して、花を置いて帰ってきました(笑)。こればっかりはしょうがないすね。

 さて、そろそろ集中しないと……なんだけど、録り溜めしてあったDVD作成用素材(イナバウアー含む)はてんこ盛りのまんまだし、明日(正確には今日)は「小早川伸木」の最終回だし(^_^;)、土曜日は初のサッカー「生」観戦(日産スタジアム)だしと、なかなかすんなりと入りこめないもんだ。

 そろそろ気を引き締めないと……。うむ。

 

2006年3月22日

凄いことになりました >WBC

 てな事言ってたら、日本が初代チャンピオンになっちゃいましたよ〜。いや、凄いなあ〜。

 メキシコがアメリカに勝って、日本に再びチャンスが巡って来た時、すこ〜しだけど予感がありましたが、やはり、一度駄目になりかけたけどそこから這い上がってきたチームってのは、なんつーか捨て身になれるのか、地力が上がっているというか、……強くなれるもんなんだねえ〜。

 イチローも言ってたけど、やっていくうちに強くなるって、こういうことなのかね。素晴らしかったです。にしても、イチローはしゃいでましたねえ。ホント、少年のようだった。いいもの見せて貰いました。

 てな訳で、ここ数日、作業はストップしてWBC関連にうつつを抜かしてました。いやはや、予定外でした。明日も色々やってんだろうな〜。暫くは余韻に浸りたい気分。

 

2006年3月18日

さすが1回目の開催 >WBC

 いや〜、こんなこともあるんですねえ〜。日本、準決勝に上がれちゃいましたねえ。

 棚ぼたでもなんでも…と思ってましたが、まさか、あの審判をも味方につけたアメリカが、よもや日本が大勝したメキシコに負けるようなことがあろうとは!? 例の審判ですが、今度は塁審となって、またもや惜しげもなくその力を発揮したようですが、役に立たなかったようで。それどころか、相手の闘争心に火をつけちゃってるし!わはは。

 ある意味、アメリカの選手に同情するな。あの審判のお陰で、意識が下がっちゃったんじゃないのかな? 同じような立場になったとしたら、少なくともボクだったら、「ちゃんとやれよな」って思うな。

 ちゅうことで、楽しみがちょっと増えちゃいましたね。野球ってのは、3連敗ってそうは無いから、今度は日本が勝つ番だと思うんだけどどうかな。是非勝って、この際ラッキーでも何でも、決勝までいっちゃって下さい。

 

2006年3月17日

Blue Moon Blue その2

 というわけで、発売日されましたね。既にお聞きの方もいますでしょうか。iTMSにて先行で権ちゃんのリミックス版がリリースされてましたが、なかなか好調だったみたいで。ちゅうことで、このアルバムについて、ここでも少し補足しておきましょうか。

 まあ、スケッチショウからの流れを継承していることもあって、ジャンル的にはポップなエレクトロニカ?ってな事になるんでしょうけど、より幸宏節的なメロディがしっかり乗った…とでも言うか…。いや、結構ポップと言い切った方が正解なのかなあ? ちゃんとコード進行だってありますし。ボク自身、この手のジャンルの音楽の中でも、よりポップな感じの方がやはり肌に合うようで、とっても好印象です。普段聞くのは、もうちょっと暗いですが(^_^;)

 使われている音色的にはアコースティックギターなどもあり〜ので、少しオーガニックな印象もあるので、全然違うんだけど、一時のEELSとかの肌触りに通じるものがある様な気がボクはしました。完全に洋楽ですね、これ。なんだか、凄く触発されるサウンドに仕上がってますね。

 んで、特筆すべきは幸宏さんのボーカル。長年に渡り近くで耳にしてきたと思えるボクでさえ、ここまでのは出会ったことがない気がしてくるほどドライでタイト。倍音の多い幸宏さんらしい声色でニュアンスも含めて本当にいいトラックだと思うな。あ、1曲目の「Something New」なんかは、出だしとかは特に似てるけど、あの歌、ユキヒロさんじゃないですから騙されないように!(笑)

 殆どの曲をアノニマスの奇才、スケッチショウのライブなどでもお馴染みの権藤君がミックスしているんだけど…、もぉ〜ね。グッジョブというほかないですね。低音の出し方も好みだし、効果的に加えられているノイズが心地良いです(…て、ボクも加えてるけど(笑))。音色の選び方なんかもセンスを感じます。アノニマスを聞いている人にはピンと来るでしょうけど。
 
 一言で言うと、素材を最大限生かしているなあ〜と言うこと。シンプルな処理と凝った処理が、今風の手法でバランス良く配分されていて、この手のサウンドには全く興味が湧かない人なんかにも、意外と聴きやすい感じに仕上がってるんではないのかなあ〜〜と。ちなみに、以前こちらでも書きましたが、ボクも1曲だけですがミックスで参加させて貰ってます。……が、まあ、色がちょっと違うんで「箸休め」みたいな感じとでもいいましょうか(笑)。
 
 というわけで、幸宏ファンならずとも、読んでいて少し興味が出た方は是非どうぞ。少なくとも業界人は聴いときましょう(笑)。

 

2006年3月 4日

美奈子さんのライブ

 去る2月22日に、新しい美奈子さんのアルバム、『Spangles』、そしてSACD限定版の『吉田箱』がリリースされました。それを記念して……ってワケでもないと、当日ご本人はMCで仰っていましたが(笑)、取りあえず気分的にはそんなような感じのライブ(←まどろっこしい言い方だな)を観させてもらいに、またまた六本木はSTB139に足を運んできましたよ!ってなご報告です。

 ここでの美奈子さんのライブはいつものように安定感ビシバシで、お料理もボク好みだし、酒が飲めないボクでもおいしく飲めるリキュールがあったりと、満腹・満足な一日となりました。ありがたや〜。

 今回は2階席の一番前だったので、かなりスピーカー直に近かったので懸念しましたが、普通だったらだんだん苦痛になってくるような、音のかたまり一つや二つ食らうようなシチュエーションでも、このライブに限ってはノープロブレム! いやまあなんというか、それでも美奈子さんの声は「ぶっと過ぎ」て、耳リミッターが数回掛かり、脳天に響いてちょっとヤバ目でしたけどね(^_^;)

 何というかですね。声って凄いですね。今回スピーカーを目の前に聞いたのでより感じたことですが、ちょっと変わった見方をすると、今回、どの楽器よりも「繊細」で「暖かく」、且つ「太い」音だったのが、美奈子さんの声だったりします。ついつい職業的に変な分析したりすると、多分ですが、偶数次倍音の多いパルス型の波形になってるんじゃないのかなあ…と。ちょっと木管系だったり、リード系だったり。岡沢さんのぶっとい5弦ベースや、マーシャルから発せられる土方さんのディスト−ションギターも余所様と比べるとたいがい野太いワケですが、ボクの耳には、それを超越していたように感じられましたね〜今回は(笑)。

 さて、ライブが終わりふと時計をみるともう既に10時半。どおりでアンコールが無いワケだ(笑)。で、帰ろうとしたら、硬い椅子に足を組んで長時間座ってたからか、なんだか久々に「プチ・ヘルニア君」が出てきたみたいで微妙に歩き難くなってました。だんだん立っているのが辛くなってきたり、カミサンも花粉症もひどくなってきてたこともあり(笑)、加えてライブ終了後にサイン会などが始まってましたので、美奈子さんへのお礼とご挨拶もほどほどに、おみやげだけ楽屋に置いて、とっとと帰宅しました(笑)。

 というわけで、プチ・ライブ報告でありました。m(_ _)m

 

2006年3月 3日

昔のライブラリ発掘作業(後編)

続きです。

 OS9の頃は、Roxio Toastの「デバイスコピーモード」を使えば、AKAIで使っているヤノ製(540MB!(^_^;))のHDDを丸ごとイメージとしてCDに焼いてバックアップできたんだけど、今は色々環境が変わっちまってる。取りあえず古いB&WのG3 Mac(実際はG4 1GHzです。SCSIボードはWIDEだったりする)を使い、ちゃんとOS9起動にして昔のようにやろうとしたんだけど、トーストでいざイメージ化しようとするとOSエラーに阻まれ上手くいかなかった。

 んで、他にも思いつくことは色々やってみたけど結果としてはNGでこの方法は諦め、あれこれ試行錯誤して編み出した裏技…って程でも無いけど、自分的にはそこそこ目ウロコ的な画期的な方法を見つけた。しかも、これは普段使っているG5 MacでOS Xを使用してのことだ。

 その方法とは、先ずはヤノのドライブ(Ultra SCSI)を『SCSI → FireWireドライブ化』する。ボクは手持ちのRATOCのFireREXを使用した。ヤノのドライブは540MBという容量からも察しがつくように、フルピッチのSCSIコネクターだったりするので途中にハーフピッチの機器を変換代わりに挟んでいる。そうして電源を入れ、起動したMacに繋げる。

 すると「このディスクは読めません」…とお約束のアラートが出るから、無視するを選ぶ。OS Xになってから、読めないディスクを繋いでもこうやって「無視する」事が出来るので助かる。OS9時代はCD-DVDドライバを外すことで同様のことが出来たけど、面倒だったからなあ。

 で、おもむろにOS X付属の「ディスクユーティリティ」を起動する。すると、ちゃんと540MBのFireWireドライブ・デバイスとして認識する。もちろん、AKAIフォーマットだから、容量以外の内容は何も反映はされないけども。で、このデバイスを選んで、「ファイルメニュー」→「新規」→「disc3からのイメージ」…と選び、フォーマットタイプをCDRマスターでイメージファイルを作ると、ちゃんとAKAIフォーマットのディスクイメージが出来上がるんだなこれが。

 試しにCDXtract にてイメージを読み込ませてみても、ちゃんとブラウジングでき、音をオーディションしても問題無く再生できる。このままイメージファイルのままとっておいて、必要な時だけReasonやKontaktのファイルに変換して使うってのも悪くないかも知れないね。まあ、汎用性とバックアップの意味でちゃんとCD-Rにもしておくけど。

 で、面倒なのは、分散しているMOのファイルをまとめるために、パーティション毎にバックアップモードで取り込んで、ヤノの540MBを入れ物にしてCD-R一枚分に移し替える作業だ。正にそれを今やっているわけだが…何しろ時間がかかる。たかだか数百MBのファイルだが、この昔ながらのバックアップ法(昔はDATに録ってたんだよね)は、1パーディション分録音するのに大体30分くらいの実時間がかかるんだよね。容量にして150〜200MBくらいなんだけどもねえ…。ふう。
 
 本当に地道な作業なんですよ〜。昔のことを思い出しますな。

 あ!ただ今モニターからプロフェット5で作ったクリックの音が! 今は使わなくなっちゃったけど、昔はドンカマ(クリック)といえばこの音で、「キコココカコココ」と8分で打つことから始まったんだよねえ。
 
 しみじみ。

 で、そうやってMOからデジタルコピーしたパーティションを、こんどは先ほどのヤノのドライブに順番に戻していって、8つのパーティションまでまとめた後、またMacに繋いでイメージファイルに…という風にやろうと奮闘……してましたが、なんと別の問題が浮上中。

 AKAIのデータの吸い出しは「デジタル&オプティカル」経由でMacのPeakを使って録音するという手段に出たのですが、ある程度溜まったところで、試しに1パーティションHDDに戻してみようとチェックしてみたら……。

 なんと!AKAIが読み込んでくれない。理論的にはDATに録るのと同じだから、大丈夫だと思ってたんだけど違うンかな…?

 と言うわけでこの話題、もう少し続きそうですが、いったん仕事モードに戻らなければいけないので、ひとまずこの辺で左様なら。

 

2006年3月 1日

昔のライブラリ発掘作業(前編)

 先日、去年まで所属していた事務所の楽器倉庫に出向いた。

 目的は2つ。まずはずっと手付かずになっていた個人モノのデータを整理して引き上げてくること。もう一つは、古いシンセ(YAMAHAの FDとRolandの)を、格安で譲って貰ったので持ち帰ってくることだ。

 データの方は、主に個人で購入したライブラリや幾年も蓄積されたシーケンスや音色のデータ達だ。80年後半から90年代と、長年お世話になってきた音源ライブラリ達で、当面は出番はないとは思うけれど、懐古趣味的(?)に今後もリサイクルして使うようなことがあるかも知れない。
 
 …ということでやっと重い腰を上げたわけですわ(^_^;)

 ちょっとショックだったのは、昔のカモンで作ったシーケンスデータ(NECのPC98DOSフォーマット)が、知らぬ間に処分されていたこと。一言の断りも無しに処分されたことについては「おいおい…」ってことで閉口したが、まあ、幸宏さんや細野さんなどのソロやYMO再生時などのカモンのデータは、のデータに変換してバックアップもとってあるので、まあまだ諦めもつくが。ちなみに、MacになってからのPerformerのシーケンス・データ等は、随時CD-Rなどにバックアップして事務所と自宅の2箇所に保管してきたから大丈夫だ。

 …で、ただ今、128MBや256MBのMOにバラバラに分断されて保管されているAKAIのデータを、ある程度まとめた形(540MB分という制限はあるが…)でCD-Rに焼いて保管するべく一旦Macにバックアップを取っているところ。何の為に?っと思われるかも知れないが、いざというときに、今サンプラーとして使っているKONTAKT2やREASONのNN-XT等でも簡単に利用出来るように……という魂胆だ。

 「あの時のセッションのあの音、どんなんだっけ?」「久々にあの音でやりたいな」…等々、意外とあるものだから。まだまだ使える音も結構あるからね。幸宏さんのドラムネタや、細野さんが古くから使われているオールドのJAZZベースのサンプルとか、今でも結構魅力があるし。

 AKAIのS1000やS3200、もしくは III等でサンプリングされた音だから、今の水準からするとそこそこローファイと言えるものではあるけど、まあそれがまた味があるってなもんでんで(^_^;)

てなわけで、続きはまた後日に。