2006年3月 1日

昔のライブラリ発掘作業(前編)

 先日、去年まで所属していた事務所の楽器倉庫に出向いた。

 目的は2つ。まずはずっと手付かずになっていた個人モノのデータを整理して引き上げてくること。もう一つは、古いシンセ(YAMAHAの FDとRolandの)を、格安で譲って貰ったので持ち帰ってくることだ。

 データの方は、主に個人で購入したライブラリや幾年も蓄積されたシーケンスや音色のデータ達だ。80年後半から90年代と、長年お世話になってきた音源ライブラリ達で、当面は出番はないとは思うけれど、懐古趣味的(?)に今後もリサイクルして使うようなことがあるかも知れない。
 
 …ということでやっと重い腰を上げたわけですわ(^_^;)

 ちょっとショックだったのは、昔のカモンで作ったシーケンスデータ(NECのPC98DOSフォーマット)が、知らぬ間に処分されていたこと。一言の断りも無しに処分されたことについては「おいおい…」ってことで閉口したが、まあ、幸宏さんや細野さんなどのソロやYMO再生時などのカモンのデータは、のデータに変換してバックアップもとってあるので、まあまだ諦めもつくが。ちなみに、MacになってからのPerformerのシーケンス・データ等は、随時CD-Rなどにバックアップして事務所と自宅の2箇所に保管してきたから大丈夫だ。

 …で、ただ今、128MBや256MBのMOにバラバラに分断されて保管されているAKAIのデータを、ある程度まとめた形(540MB分という制限はあるが…)でCD-Rに焼いて保管するべく一旦Macにバックアップを取っているところ。何の為に?っと思われるかも知れないが、いざというときに、今サンプラーとして使っているKONTAKT2やREASONのNN-XT等でも簡単に利用出来るように……という魂胆だ。

 「あの時のセッションのあの音、どんなんだっけ?」「久々にあの音でやりたいな」…等々、意外とあるものだから。まだまだ使える音も結構あるからね。幸宏さんのドラムネタや、細野さんが古くから使われているオールドのJAZZベースのサンプルとか、今でも結構魅力があるし。

 AKAIのS1000やS3200、もしくは III等でサンプリングされた音だから、今の水準からするとそこそこローファイと言えるものではあるけど、まあそれがまた味があるってなもんでんで(^_^;)

てなわけで、続きはまた後日に。

 

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コメント[2]

いつも楽しく拝見しております。
吉田美奈子さんの新作、及びBOX購入しました。
木本さんが参加した名盤DARK CRYSTALやCo-produceされた大好きなstableを再び聴きまくっております。
新作spanglesの木本さんのクレジットに事務所名(美奈子さんのアルバムクレジットには必ず入ってますよね)が無かったので、もしや...と思ったら。
やっぱりインテンツィオお辞めになったのですね。
高野寛さんが辞めて以降なんだかインテンツィオも寂しくなってしまったのですね。

今まで知らず知らずのうちに木本さん参加の作品をたくさん購入しています。
きっと木本さんの音がわたくしに合っているのでしょう。

いつもご覧頂きありがとう御座います。早速美奈子さんの新作、及びBoxをお聞きになったとのこと。SACD再生の環境がお有りなのですね! かくいうワタクシもこれを機会にと思いまして、廉価版というか、安物ではありますが、YAMAHAのSACDプレイヤーを購入いたしました(笑)。SACDは、やはり空気感(リバーブの尾ひれとか)が少し変わって聞こえますですね。少しだけソースに、より近づいた様に、確かに感じられますね!

さて、ボクの事ですが、そうですね、契約は切れたんです。でも、未だにおつき合いももちろんありますし、先日も幸宏さんの仕事も1曲ですがやらせてもらいましたし、今現在も請け負ってるのがありますから、それほど「やめました!」感はないんです。まあ、「後ろ盾が無くなった」ってな感じでしょうかねえ。その分身軽になった気も致しますが。

それと、ボクが関わった作品を沢山お持ちだとか。知らず知らずのうちにってのがいいですね。ボクの音がhhさんの好みに合っていると仰っていただけて、大変光栄に思います。願わくば、今年は頑張って自分にとって記憶に残る年にしたいものです。

今年はやるど!(笑)

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