2006年3月 3日

昔のライブラリ発掘作業(後編)

続きです。

 OS9の頃は、Roxio Toastの「デバイスコピーモード」を使えば、AKAIで使っているヤノ製(540MB!(^_^;))のHDDを丸ごとイメージとしてCDに焼いてバックアップできたんだけど、今は色々環境が変わっちまってる。取りあえず古いB&WのG3 Mac(実際はG4 1GHzです。SCSIボードはWIDEだったりする)を使い、ちゃんとOS9起動にして昔のようにやろうとしたんだけど、トーストでいざイメージ化しようとするとOSエラーに阻まれ上手くいかなかった。

 んで、他にも思いつくことは色々やってみたけど結果としてはNGでこの方法は諦め、あれこれ試行錯誤して編み出した裏技…って程でも無いけど、自分的にはそこそこ目ウロコ的な画期的な方法を見つけた。しかも、これは普段使っているG5 MacでOS Xを使用してのことだ。

 その方法とは、先ずはヤノのドライブ(Ultra SCSI)を『SCSI → FireWireドライブ化』する。ボクは手持ちのRATOCのFireREXを使用した。ヤノのドライブは540MBという容量からも察しがつくように、フルピッチのSCSIコネクターだったりするので途中にハーフピッチの機器を変換代わりに挟んでいる。そうして電源を入れ、起動したMacに繋げる。

 すると「このディスクは読めません」…とお約束のアラートが出るから、無視するを選ぶ。OS Xになってから、読めないディスクを繋いでもこうやって「無視する」事が出来るので助かる。OS9時代はCD-DVDドライバを外すことで同様のことが出来たけど、面倒だったからなあ。

 で、おもむろにOS X付属の「ディスクユーティリティ」を起動する。すると、ちゃんと540MBのFireWireドライブ・デバイスとして認識する。もちろん、AKAIフォーマットだから、容量以外の内容は何も反映はされないけども。で、このデバイスを選んで、「ファイルメニュー」→「新規」→「disc3からのイメージ」…と選び、フォーマットタイプをCDRマスターでイメージファイルを作ると、ちゃんとAKAIフォーマットのディスクイメージが出来上がるんだなこれが。

 試しにCDXtract にてイメージを読み込ませてみても、ちゃんとブラウジングでき、音をオーディションしても問題無く再生できる。このままイメージファイルのままとっておいて、必要な時だけReasonやKontaktのファイルに変換して使うってのも悪くないかも知れないね。まあ、汎用性とバックアップの意味でちゃんとCD-Rにもしておくけど。

 で、面倒なのは、分散しているMOのファイルをまとめるために、パーティション毎にバックアップモードで取り込んで、ヤノの540MBを入れ物にしてCD-R一枚分に移し替える作業だ。正にそれを今やっているわけだが…何しろ時間がかかる。たかだか数百MBのファイルだが、この昔ながらのバックアップ法(昔はDATに録ってたんだよね)は、1パーディション分録音するのに大体30分くらいの実時間がかかるんだよね。容量にして150〜200MBくらいなんだけどもねえ…。ふう。
 
 本当に地道な作業なんですよ〜。昔のことを思い出しますな。

 あ!ただ今モニターからプロフェット5で作ったクリックの音が! 今は使わなくなっちゃったけど、昔はドンカマ(クリック)といえばこの音で、「キコココカコココ」と8分で打つことから始まったんだよねえ。
 
 しみじみ。

 で、そうやってMOからデジタルコピーしたパーティションを、こんどは先ほどのヤノのドライブに順番に戻していって、8つのパーティションまでまとめた後、またMacに繋いでイメージファイルに…という風にやろうと奮闘……してましたが、なんと別の問題が浮上中。

 AKAIのデータの吸い出しは「デジタル&オプティカル」経由でMacのPeakを使って録音するという手段に出たのですが、ある程度溜まったところで、試しに1パーティションHDDに戻してみようとチェックしてみたら……。

 なんと!AKAIが読み込んでくれない。理論的にはDATに録るのと同じだから、大丈夫だと思ってたんだけど違うンかな…?

 と言うわけでこの話題、もう少し続きそうですが、いったん仕事モードに戻らなければいけないので、ひとまずこの辺で左様なら。

 

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