2007年8月11日

よいこの夏休み絵日記 その2

というわけで、宮城旅行の絵(写真)日記の続きです。この日から、過酷な観光名所巡りが続きます(笑)。朝も強くなりました!(笑)


- - 7月30日 - -

さて2日目。

前日早く寝たため早々に午前7時頃には目覚めた。朝飯を食べる前に先ずはひとっ風呂と、6階の展望風呂へいそいそと行ってみるが、なぜかお湯が超絶熱くて湯船にはつかれなかった。しょうがないんで、かけ湯と、シャワーでさっさと済ます。朝風呂を楽しみにしていただけに、これにはガッカリ。この日も天気が悪く、展望風呂からの眺めは少しもやが掛かったような感じで、山は半分くらいから上がガスって見えなくなっているような状態だったが、なにしろそんな風景に囲まれていること自体がとても清々しかった。

朝食は2日ともホテルのを頼んだ。いわゆるどこにでもある朝定食と言えるものだが、値段の割に品数も多く、味付けもなかなか上品で好ましいものばかりだった。お好みで…って感じで、コーナーに納豆のパックが積んであったんだけど、この辺で作られた納豆みたいで、食べてみたら少し大粒で、嫌な臭みもないしとても美味しくいただいた。つい一昨年くらいまで、全く納豆に興味を示さなかった人間がこんなこと書くなんて、変われば変わるもんである。

潟沼さて、一服したら早速お出かけ。午前中はまず近くのカルデラ湖「潟沼」というところへ。鳴子温泉の駅から2キロも走れば到着するが、途中結構狭い山道なので、下りの車と出くわしたらどうすれ違ったらいいんだろうって考えながら走っていたら、距離がないだけにあっという間に着いて拍子抜けした(笑)。ちょうど午前10時くらいだったので、一軒だけあるレストハウスは営業の準備をしている最中だったので素通りして、とりあえず駐車場に車を止め、湖の辺(ほとり)をグルッと廻ってみることにした。

hotori傘の要らない程度の小雨の降る中、これまたとても気持ちの良い道で、超絶森林浴って感じでマイナスイオン浴びまくりな感じ。気温も多分16〜17度くらい?涼しさとしてもちょうどいい。湖畔の山道をグルッと一周出来るのだが、Half Point真ん中くらいに、小さいながらも休憩所もある。ここから撮った写真が→のこれ。赤い屋根の建物がレストハウスで、黄色いのがボクのクルマ。まあ、一台しか居ないから一目だけど。

resthouse一周し終わる頃に、源泉の採水所(?)みたいなところに出た。煙がもくもくと立ちこめ、少しだけ不気味な風景だったが、ここからも源泉を汲み取っているんだろうね。そして1.4kmほどある湖畔の一周を終え、老夫婦がやっている感じのレストハウスで一休み。温泉で入れたコーヒーってのを飲んでみたが結構美味しかった。説明の一部を掲載するが、「当店のコーヒーは温泉の湯を使用しています。血液をさらさらにし、動脈硬化、糖尿病に良いとされてる全国でも数少ない飲める温泉です」…とのこと。

なるほど、確かに滑らかだったが、確か、ここの潟沼の水は強酸性だったはず。この辺の温泉ではないってことなんだろうか……。



荒雄湖一息ついたあとは、一旦鳴子温泉の方に戻り、国道47号〜国道108号(羽後街道)で縦長な荒雄湖沿いに北上して吹き上げ高原、鬼首温泉方面へ。ここには間歇(かんけつ)泉といわれる10分おきに噴き出す温泉と吹上地獄谷などが観られる。普通、地獄谷というと、お猿さんも入ったりする長野県の地獄谷温泉が有名だけど、ここにもあるんだね。こっちに来てから知りました。殆ど一本道なので迷うこともなく到着、この辺は色んな観光ポイントがひとまとめになっているような所で、どこに行くにも近くて良いね。

間歇泉(入場料400円)に着いたが、ちょうどひと吹き終わったとこみたいで、とりあえず椅子代わりに置いてある切り株に腰掛けて暫く待っていたら、間歇泉ほぼ10分くらいで予兆もなくいきなり吹き出したのでちょっとビックリした(笑)。想像したよりも高く勢いよく吹き上げていた。源泉な訳だから多分温度は70度くらいはあるんだろう。地下20mの空洞でマグマに温められてるそうだからもっと熱いかな。直接掛かったら間違いなく火傷するでしょ。

吹上地獄谷の看板30分ほどここで過ごした後、ここの川の少し上流になるのかな?…の吹上地獄谷へ。ここは大小様々な源泉が沸き上がっている谷…っというかちょっとした渓谷で、距離的にはほんの少しだけど遊歩道が造られている。地獄谷時間にして片道10分。まあ、地元の人にはなんてことない観光ポイントだろうけど、普段なかなかこういうところへ出向かないボクらにしてみれば、ここでも十分な癒しポイントとなる。とくにかみさんなどは、こよなく自然を愛してるし、老後は田舎に住みたい願望なぞもあるから尚更だろう。



さて、午後からは、蔵王の友人Mとは別の友人…というか、このブログでもたまに登場する旧知のキーボーディスト、板倉君の家族と合流して鳴子峡を観ることになっている。彼のかみさんの実家が、古川ICから鳴子温泉に向かう道中の岩出山というところで、ちょうど帰省していたわけだ。

実は元々の話からして、板倉君の誘いがあってこの旅の計画が始まった。鳴子温泉も彼のお薦めで決めた場所というわけだ。それまでボクは鳴子温泉というのは名前すら知らなかったのだから、本当にいいところを紹介してくれたもんだ。実際、時間が許せばもう一泊して、宿以外の他の温泉も巡ってみたいところだったし。

さて、ボクらは午後1時くらいに鳴子峡に着きそうだったが、向こうは少し遅くなりそうとのことなので、鳴子峡の入り口を過ぎたところにある「多助庵」というそば屋で遅い昼食を取ることにした。「小天(900円)」という天ぷらが付いた冷たいおそばを食したのだが、これがなかなかの絶品で、とくに(生まれて初めて食べたんだけど)枝豆の天ぷらがなんとも言えず美味しかった。

鳴子峡の看板その後展望台駐車場で板倉家と合流したのは午後2時を回ろうとしていた。板倉家は5人家族だが、この日は上の女の子がおばあちゃんと買い物にいったそうで、鳴子峡巡りは下の子二人だけだった。結構危ない道もあるから、3人いたら1人は自分が面倒みなきゃな〜…とか思っていたので少しホッとした(笑)。


鳴子峡1鳴子峡の遊歩道は本当に気持ちの良い道で、下の入り口まで降りていくと約2.6km程あるんだけど、ゆっくり歩いていったのでいい運動になったしご機嫌だった。鳴子峡2いわゆる絶景…というのとはまた違うけど岩盤も綺麗だったし、緑は多いし空気も綺麗でとても和める空間だった。本来なら紅葉の季節に来るといいんだろうけど、深緑の今の時期もとても良かったと思う。


落っこちそうな岩そうそう珍しい岩がいくつかあったのだが、中でもこれは…いつしか落っこちてきそうな岩だったので、記念に撮っておいた。




約2時間ほど掛けてゆっくりと降りてきて、鳴子峡入り口に着いたのはいいけど、さて、どうやって戻るか?…という話になったのは歩き終わってからだった。

子供達よ。父ちゃん達二人、無計画でゴメンよ。

そんな気持ちで一杯だったが(笑)、とりあえず、かみさん&子供達は「日本こけし館」の方で待たせておいて、ボクらでタクシーを捕まえに行こうという事くらいしか浮かばなかったわけだが、オフシーズンで平日なこの時間に空車のタクシー(しかも下り)なんてそうそう走っているはずもなく、とりあえず国道47号を「岩下こけし資料館」の方へ降り、その先の大きな駐車場まで行ったが、やはりタクシー乗り場などはあるわけもなく、疲れていたこともあって少し途方に暮れかけた(笑)。

そこで思いついたのが、観光案内の看板に書いてあった観光協会への電話。実際はそこに掛けたあと鳴子温泉の観光協会の電話番号を聞き、更にそこへ電話し、タクシー会社の電話番号を聞いてやっとのことでタクシーを呼ぶことができ、事なきを得た。上の展望駐車場に戻ってからしばし歓談していたら、案の定、子供達が愚図りだしたのでとっとと帰還することに。

というわけで板倉家とはそこでバイバイ、ボクらも一旦ホテルへ戻り、少しウダウダした後で鳴子温泉駅近くの「なんでも屋」という居酒屋で夕食を取った。ホテル亀屋から駅前までは歩くと遠いから、車で行くわけだが、居酒屋から歩ける距離の所に無料の駐車場(外来温泉巡り用)を見つけておいたので、そこへ駐めさせて貰った。ただ、そこは夜8時までなので、時間を気にしながらの夕食になってしまったのが珠に傷って感じ。


そんなこんなで長い一日も終わり、ホテル亀屋で2泊目。翌日は友人Mの奥様、FM子さんから色々と勧められた中の1つ、「猊鼻(げいび)渓」で舟下りから。その話はまた明日。

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コメント[2]

力作ですね〜、なんか自分のお膝元を旅された文章に接するとくすぐったいというか、微妙な感覚です。菅生サーキット以外は全部行った事がありますし、鳴子温泉は母方のおばあちゃんが湯治場にしていたので、よく送りがてら泊まりに行ってました。

ところで、今回のKimoさん歩いてますねー。F1観戦の時以外歩かないんだと思ってた(笑)。奥様の影響もあるかもですが、いいことだと思います。きっと寿命が少し伸びたのではないでしょうか(笑)。

私も、あちらに書いたように一泊二日の旅をしてきましたけど、いろんな汗をかいたものの歩かなかったなあ。けど、やっぱり旅はいいですね。

どもKAZUさん

> 力作ですね〜

はい〜〜(^_^;)

そっか、KAZUさん的にはあの辺もお膝元になるわけですかね。
いいところじゃないすか。鳴子温泉は良くご存知だったんですね。

> ところで、今回のKimoさん歩いてますねー。

はい〜〜(^_^;)

思い起こすと結構歩いてると思いますよ。3日目はクルマ乗ってた時間が長いですけど、あの暑い中(3日目以降だけど)エアコン掛けてトータル1,500km程走らせましたし。ちなみに、これから出てくる4日目は松島でも歩いてますし、5日目は蔵王のてっぺんを(中途半端に)歩いてます。

> きっと寿命が少し伸びたのではないでしょうか(笑)。

はい、ですが黄モ象の寿命は多分縮まりました(笑)。

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