2007年8月12日

よいこの夏休み絵日記 その3

というわけで、宮城旅行の絵(写真)日記の続きです。
このあたりからちょい飛ばし気味で…って無理かな…。


- - 7月31日 - -

3日目、朝食前にまた展望風呂へ行き(この日は適温だった)、朝食を食べたらこの宿はチェックアウト。今日の夜からは友人宅頼りなので、それまでに自分たちだけで行くところは行っとかないといけない。

予定としては、まず一番に一関(ここは岩手だね)まで足をのばし「猊鼻渓(げいび渓)に行って船下り」することと、すぐ近くにある幽玄洞という鍾乳洞に寄ること。その後は古川から東へ進み、道が気持ちよさそうな牡鹿半島を一周ドライブ。もし時間が余るようなら、ついでに松島も見ちゃえ…みたいな。後から考えるとかなり無謀な計画だったけど(笑)。やっぱ、距離だけで考えちゃ駄目だねー。

猊鼻渓1この日は天気もボチボチ取り戻しつつある感じで暑いかもなーっ、でもやっと晴れたなーとか思いながら、47号を古川に向けてひた走り、帰りは30分少々で古川ICに到着、北上して一関ICで降りたのは10時半頃だった。そこからは県道19号、今泉街道というほぼ一本道に近い道を走って猊鼻渓に着いたのは午前11時20分、距離は確か20km程だったと思うけど、意外と時間が掛かっているのは、景色を観ながらでのんびり走っているからだろう。

猊鼻渓2猊鼻渓は、想像以上に観光地っぽい場所で、お客さんも思ったよりも多くて…というか、臨時便が出てたくらいだから混んでいたと言って良いだろうか。でもタイミング良く、そうは待たずに11時半の船に乗れたのはちょっとした幸運だったといっていいかな。舟に乗ったら日差しがカーッと出てきて、帽子を車に置いてきたことをすぐに後悔したが、船頭さんが上手く日陰を進んでくれてちょっと助かった。なにしろ、乗りこんでから知ったんだけど、往復90分かかるらしいから。飲み物も持って来てないし、この炎天下じゃ持たんぞ…みたいな。

猊鼻渓3それにしても、過去を振り返っても、こういう舟下りは多分初めての体験だと思うので、ちょっと感動したというか、今回の旅で一番印象に残っているのがこの猊鼻渓の舟下りかも知れない。猊鼻渓4船頭さんの話も東北弁で気さくに面白おかしくやってくれたし、復路ではご自慢の喉で舟歌も披露してくれた。これで1500円ってのは、他のアミューズメントの値段と比較したら、随分とお得なような気がする。


舟の上では、皆地べたにぺたんと座る感じだったけど、まだうちらが乗った舟は空いていた方で足が伸ばせ、自由に動けたのが良かった。かみさんは50円で買った魚の餌をまいてたが、初めは小さな魚(確かウグイ)がついてきてたんだけど、舟が進むにつれ鯉などの大きい魚が出始め、帰路では鯉の大群に守られるかのように戻ってきたのが愉快だった。こんなに鯉が愛おしく感じたのは、先にも後にもこの時だけなんじゃないのかと(笑)。

猊鼻渓の舟下りを終え、舟を下りたらしっかり90分経ってた(笑)。旅に出てから、いつしか日々の恒例となったソフトクリームを食べ(本当、毎日食ってた)た後、車に戻ったら車内が50度を超えていたことにうんざりしつつも、負けるもんかとエアコン全開にしつつ(実は、エアコンがプチトラブっていたけど)、次場所の幽玄洞に向かった。


本当に近いので幽玄洞にはすぐ着いたが、結果から先に書くと、ここは「こんなもんか〜」って感じ。まあ、入場料の1000円が高く感じるというか。のんびり見ても20分掛からなかった。まあ、距離的にもきっと数百メーターって感じだろうからねえ。現地の説明を簡単に書き写すと、「幽玄洞の由来は、昭和55年8月、3億5千年前の地層を抱え突如発見された古生代石炭紀下部の石灰岩層中に形成されたクレパスに沿う珍しい洞窟で昭和56年4月にオープンした鍾乳洞である」…とのこと。まあ、見る人が見れば楽しめるのかも知れないけど…。ちなみに、昼食はここの入り口にあるそば屋で食したが、値段も安いし、なかなか美味かった。

というわけで、ここは書くこともこれっぽっちしかないので、写真はここに一覧とします。

 
 

サンファン・パウティスタパーク午後2時くらいに幽玄洞を出発、一関ICからまた古川に戻り(午後2時40分頃)、国道108号を石巻方面へ。このガソリンスタンドに午後3時52分頃給油、ついでに宮城県の地図ゲット(笑)。さらに少し走って、目にとまったので寄ってみたのが「サンファン・パウティスタパーク」(4時10分頃着)。帆船綺麗な駐車場がある、比較的新しめな建物のアミューズメントパークだが、運悪くこの日は休館日だった……。なんか帆船があるらしいけど、遠目にしか見えないしで良くワカランかった。まあでも、ここは寄らなくても良かったって感じかな?


そこから先は、単なるドライブというか、牡鹿半島の道を一周ぐるりと回って帰ってきただけという感じで……1人ならまだしも、かみさん連れのドライブってことを考えると、この選択は失敗だったかな。半島の先っちょにある御番所公園ってところまでは細いくねくね道だから、遅い軽などが前にいるとそれでアウトだし、今までの疲れも蓄積しているし、正直結構ばてた(笑)。

御番所公園で、御番所公園ってところに着いたのはもう夕方の5時を過ぎてたこともあって人気もなく、ボクらが発つ頃には駐車場も黄色いの車が一台(笑)。ちょっと寂れた感じがして切なくなった(笑)。公園からの景色はなかなかで、海の先には金華山も見えるんだけど、向こうに渡って宿でも取るとかならまだしも、このままとんぼ返りだから全然意味無かったなあ。案内板しかも、復路はガイドブックに「ワインディングドライブが楽しめる尾根を走る道」と書かれている牡鹿コバルトラインってのを通って帰ろうと思ってたんだけど、なんか崖崩れでもあったのか、通行止めになっていて、迂回先は2つ選べたが、どうせなら通って無い方へってことで女川の方に行ったら、ここ、原発があったんだよね。なるほど、コバルトラインのコバルトはこの原発から来てたのか……みたいな。

というわけで、牡鹿半島ぐるり一周の旅、距離的には約83kmほどと大したことはないが、家族連れで…というよりも、朝方に1人で朝練的ドライブってのが、ボクにとってはグッドプレイスとなるだろう。ちなみに、今回ボクらが通った道で、通行止めにはなってなくても、やはり2箇所ほど崩れていて片側通行(信号機有り)になっている場所があったことをプチ情報として付け加えておこう。


そんなこんなで、女川経由で石巻に戻ってきて、「仙台松島道路」という有料道路経由で多賀城市に入り、再度板倉家と合流したのは夜の8時前。夕飯に仙台の名物でもある「牛タン」を奢って貰う。子供達はきっと待ちくたびれたことだろうな。むやみにはしゃぎまくってたから(笑)。牛タンステーキ定食と、すこしタンシチューを頂き、腹も満たしたところで子供達はもう寝る時間……ってことで陸前高砂の板倉別宅へ。シャワー頂いたあとてっぺんぐらいまで色々とおしゃべりして、気持ち良く眠りにつく。早く寝とかないと、子供達が起きちゃうからね!

にしても、これがホントの一宿一飯の恩義だね(笑)。

てな訳で3日目もこれにてお疲れちゃん。明日は我々はまた早くに起きて、残された観光地、松島へ寄ってから最初に訪れた友人Mの元へと移動することになっている。も〜貧乏症なもので、こゆとこ来るといっぺんに見ようとするから、エラいことですわ(笑)。

普通だったらそろそろ帰るだろう!?って感じがしますが、貪欲な我らの観光地巡りはまだまだあと二日も続きます。

まあ、これからは少しはスローペースになるわけだけど(笑)。

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