2012年8月24日

BUMPな日々、GGT回顧録:その2代々木4Days編 Part1

おばんです〜。

静岡エコパ編は軽く肩慣らし程度に……と考えてたら、すっかりうっかりなボリュームに、我ながらあんぐりビックリな木本ですが、この調子でサラサラ行きましょうの第3回、BUMPな日々Gold Glider Tour回顧録:代々木編でございます。(注:この部分を書いているのは、なんとロンドン・オリンピック前です(^_^;) どえらい間があきました)

静岡エコパアリーナの遠征からおよそひと月、ついに、BUMP OF CHICKEN(以下BOC)はツアーから戻り、関東圏での最終公演の週がやってきました。東京は代々木第一体育館でなんと4日間! ここで4日間も出張れるバンドは、そう多くはないでしょうね!

余談ですが、古い知人の映像作家(OMB山口氏)と電話で話したとき、今BUMPで代々木に通っている旨お伝えしたら、「4日間!?」…と、ビックリしていらっしゃいましたよ。おほほ。

さて実は、この代々木体育館というのは個人的に思い出深い場所でありまして、古くは生でQueen(もちろんボーカルはフレディ・マーキュリーですよ!)を観た最後の場所でもあり、そしてボクが関わった仕事では、おそらく2番目に多くのファンを獲得した(一番はやっぱBOCだね)であろう異色の企画ものスタッフ集団「野猿」…の解散(当時は撤収と呼んでいました。とんねるず以外はスタッフさんだったからね(^_^; )の地でもあり……。

それは思い返すと2001年のことですから、およそ11年という長い年月が経っているワケですが、この時も3日間すべての公演を通い詰めた、BOC同様思い出深いコンサートでしたので、また今日から4日間通うんだなあと思うと感慨深いものがあります。

野猿の時は、どちらかと言えばアイドルのコンサートと趣を同じとし、ボクもすでにアラフォー男子でしたから、そのアウェイ感たるや半端なかった(でもとても楽しかった!)ワケですが、今回は純粋にロックのコンサートを観に来ているオーディエンスに近い(限りませんが)ということで、若干雰囲気が違うワケではありますが、その熱狂ぶり的には引けを取らないファンの方に混じってライブが観れるというのは、至福のヒトトキであります。まあ、だからできるだけいろんな場所で観たかったってのも、ひとつありますね。

…てところで、またまた前置きが長いですが、さっそく振り返ってみます。

7/3 天候Wet  観覧場所:ロイヤルボックス

野猿の時は仕事がらみもあり、「All Area Pass」と駐車場を用意していただけたので、通うのも比較的楽でしたが、今回、申請はしてみたものの残念ながら駐車場枠がとれず、毎度おなじみのNHK近くの巨大地下駐車場に停めて通います。

初日は雨で、傘が必須だったのが煩わしかったですね〜。しかも、この日は湿気が凄くて、会場まで歩いて行く間にシャツも体もベタベタな感じで、すでに始まる前から不快指数200%でした。中に入ったら入ったでジメジメしてて、マジで湿度95%って感じだったのではないかと推測するに至ります。

さて、本日お世話いただいた席は、なんとロイヤルボックスというエリア。ステージに向かって左側の真ん中よりは少しばかり前目の、背の低い壁で仕切られた席です。今日は初日なので、招待客もそれほど多くはなかったゆえ割り当ててくだすったものと思われます(^_^;) 普段はこんな場所では観られないすよぅ〜あっしごときでは。

ステージ寄りの一番前列で、隣の席には、今はなくなってしまった一口坂スタジオのアシスタントエンジニアHiromiちゃんが、ご両親を連れて来てました。映画「続ALWAYS三丁目の夕日」で花の名を聴いて気に入り、前回のツアーも来たことがあるそうです。

でも、BUMPのライブ、結構〜爆音な部類だと思うんだけど、耳は平気だったかなあ!?

左斜めに見えるステージまでの距離は結構あるので、首が凝るかも知れないな〜と思いつつ廻りを見渡します。目の前は、ちょうど恥ずかし島のエリアのひとつ前のブロックですが、開演15分前の時点まだそれほど埋まっていません。ちなみにこのエリアは比較的空いていたようで、始まっても比較的余裕がある感じです。

これにはアレ?って思ってたのですが、後で聞いたところによると、東京は条例だか法律だかで面積当たりの客数に制限があるそうで、幕張のようなギュウギュウになるまでお客さんを入れることはないようです。逆にいうと、それだけキャパが稼げないのでしょうね。ゆえに4日やるということですか。

もうおなじみとなったラヴェルのボレロが流れるなか、気がつけば場内アナウンスが流れてます。しばし談笑している間に、開演の時間が来たようです。BUMPの今回のツアーは、基本的には5分押しって感じで、ジャストが予ベルって感じでしたね。

この頃になると、スタンド席も殆ど人で埋め尽くされ、アリーナもまるでライブ大好き蟻さんの巣のようにモゾモゾうごめいてる感じで、この場にいるひと全てがフワフワソワソワしているように見受けられます(笑)

ボレロは順調にエンディングに向けてボルテージを上げていき、ピークが来たところで例の「ンピャリャロ〜〜〜〜(以下略)」で暗転。OP映像が流れると同時に「ウオォォォーーーー!!」とも「キャアーーーー!!」とも「ぎゃぼーーーー!!(はないか)」ともつかぬ歓声が湧き上がります。

ここ、結構〜ゾクゾクしますよね。ゾクゾクポイントその1ですよね。ボクだけですか、そうですか。

静岡のエコパアリーナの時と同じくスタンド席ですが、音量は今日の方が大きく感じます。しかし、いかんせんここ代々木第一体育館は音はイマイチで有名な場所です(^_^;) アーリー・リフレクション(初期反射)がランダムだし、その量も多めに感じます。後ろの跳ね返りもそこそこあるので、結構グシャッという感じになるんですよね、いつも。ここ場所では、OP曲ではアコギのアルペジオ・ループが、まさにそれによりハッキリしなくなってました。

さて、今日のセットリストは、静岡公演と同じような流れ。3曲目は“分別〜”ではなく“HAPPY”だったけど、5曲目以降が“Stage of the Gound”〜“友達の唄”〜“Smile”の流れ。

1曲目の“三つ星カルテット”は、間奏のブレーク・セクションで観客のみなさんと「ハンド・クラップの共演」があるのですが、この曲、速いテンポの変拍子だから、初めての人はどうも苦労されているようです。

簡易バージョンは藤くんがミュート・カッティングで促してくれてるんだけど、チャマくんが正規の細かく刻むバージョンで、シルエット越しにやっちゃってくれてるもんだから、みんなどっちで叩けばいいか迷っちゃうみたいね。でも正解は、どっちのパターンで叩いてもいいんだと思う。なぜかというと、この部分は少しスパニッシュな感じがするところだから。フラメンコとか、二つのパターンを組み合わせることが多いからね。

お、なんかちょっと、音楽的なこと少し書いちゃったな。シメシメ(^_^;)

さて、“ハルジオン”まで演ったところで、例の「恥ずかし島」に行くわけだけど、比較的「島」に近いところだったので、面白いことに気がついた。それは、実際の生音(バスドラム)が聞こえたことによって、PAから発っせられている音は、リアルタイムよりもだいぶ遅れて客席に届いてるってことをあらためて再確認。

ロイヤルボックス席は、縦方向でいうとちょうどPA席くらいなので、それほどメチャメチャスピーカーから遠いってわけではないと思ってたけど、実際には、それをモニターしちゃうととてもじゃないけど演奏ができないレベル。

だから、ばっちりイヤモニして、外音を遮断しての演奏ってワケだね〜。いやマジでスピーカーの音が聞こえたら絶対にテンポ保てない自信がありまっす!

ちなみに、これは幕張の時に言ってた気がしたけど、それでもどうしてもお客さんの手拍子が視覚に入るから、そこにハマっちゃうととっても演奏しにくいっぽいす(^_^;)

 

てなところで、くそ長いので一旦切ります。ごきげんよう。

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