さて、今回の“firefly” に関してエピソ－ドをいくつか書ける範囲で。

実は今回、BOCの楽曲においては初めてプリプロから参加した楽曲です。

いつもは仕上げ段階のダビングで呼ばれる事が多いです。唯一例外だったのは、GGTのライブで使われたOP曲制作時のこと。これは前にも書きましたね。

なので、通常の楽曲としては、ちとイレギュラーな感じでした。ドラマのタイアップということもあり、先方（監督さん？）に事前に聴かせるデモを、よりブラッシュアップさせた形で聴かせるため、という事情からかもしれません。

最初にデモを聴いたとき、速いテンポで疾走感のある曲でしたから「こりゃボクの出番はそうは無いな…」という印象でした。まあ、実際そう多くは無いワケですが、まあそういう感じだったので個人的にひとつ心掛けたのは、「あまり表に出ることなく、その中で印象に残る音を」でした。

いてもいなくてもいいけど、いないと雰囲気が変わるよね……的なところを意識しました。ま、派手に鳴るティンパニは別として(^_^;)

プリプロ段階では、主にドラムのパターン作りのお手伝いという感じでした。「藤くんとMORさんの欲望」がてんこ盛り過ぎて、細かい指定のもと３時間以上もの時間を擁してエディットした打ち込みのドラムは、キックとスネアのコンビネーションが、絶妙且つ難解極まりないパターンで（笑）、いまその時のラフミックスを聴いても、パターンをきっちりとは記憶できない感じで。

も〜これ以上ないってくらいにあ〜でもないこ〜でもないをした的な、久々に1000本ノックを受けた気分でした（笑）いや、ホント最近無かったから。

きちっと譜面でも書いて暗記でもしないとって感じ。加えるなら、手足４本完全にバラバラに動く人でないと、うまく叩けなさそうな(^_^;)

というわけで、下記リンクの４ページ目の秀ちゃんのインタビューをみて、ボクはその時の、秀ちゃんのなんとも凜々しい、引き締まった表情を思い出しましたとさ（笑）。

最終的には、もっとかみ砕いた感じのものとなってて、曲の中ではスムースさが増してるような感じがして、なんだかちょっとホッとしたなあ（笑）。

ちなみに、コレを書いている時点（9/13）では、まだPCDが届いていないので、カップリング曲、隠し曲については触れずにスミマセン（笑）。ちなみに今回ボクはfirefly以外は参加してませんので、まあ、「いいよね！」くらいしか語れませんので（笑）。

あ、fireflyの方も、実は本チャンMixは、MTVのPVのチェックのみですんで、実は細かいことは気がついてないことがあるかも……。

ではまた！

参考：ナタリー - [Power Push] BUMP OF CHICKEN「firefly」インタビュー (1/7)