2012年10月 3日

BUMPな日々、GGT回顧録:その6代々木4Days編 Part5

ラスツー!!というわけで、BUMP OF CHICKEN "Gold Glider Tour" 代々木公演最終日です。

ウカウカしてたら、もう10月……ということで、気持ちアセアセしながらお送りします(^_^;) 

ま、いつもながら予定は未定なブログですみませぬ。

7/8 天候 Dry:観覧場所:アリーナCブロック(多分)
 

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前日は雨でしたが、この日はなかなかお日柄もよろしく…。代々木の4日間って結局、雨、晴れが交互に来たってことですねぇ~。奇数日の皆様、お気の毒様でした……(て、含む自分)。

最終日、4日目ともなると、さすがに通い慣れてきた感が出てまいりまして、駐車場も出口から一番便利なところをチョイスして停められたり、歩くのも苦にならなくなってきたり…してましたね。

それもあってか、なんかもう3ヶ月近く経ったこともあり、最終日は特に細かいところはあまり記憶にないというか。普通~に入り口を入ってって、入場証の紙もらって、素直にアリーナに降りてって……って感じだったんじゃないかなと。

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今日も、昨日と同じくスタンディング・エリア券(券というかほぼプリント紙)。昨日の場所が音的にも安定していて、場所もなんとな~く馴染んだということで、PA席のすぐ後ろのブロック(の後ろの柵近く)に陣取りました。見渡すと、ボクから見てもそれと分かる関係者っぽいお方が数人いらっしゃいましたので、ちょっと気も楽だったり。やっぱり、純然たるファンの方の中に忍び込むと、どうしても気後れしてしまいますもので…(^_^;)

それにここは、スペースもまあまあ確保できるので、1人で立って観るには、ちょうどいい感じの場所でした。

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もう曲についてはさほど書くことは残されてないすよね~。とか言いながら、この日になって思い出したこともあったりして。

それは、「そういえば“宇宙飛行士への手紙”ではクラッピングを合わせたりとかはしないんだな~」ってこと。“三ツ星カルテット”はタイミングが難しいながらも一生懸命合わせようとしてる…この曲も元々サビにクラップが入っているのにな~……などと、ちょっと不思議に思いつつ……てなことを、今ごろ思い出しました(笑)。

元曲の音源に入っているからといって、必ず合わせて打つ…という決まり事は、特にはないようですね、どうやら。まあ、手拍子という感じでもなく、どっちかっちゅーとパーカッションに近いからかな?

この日の3曲目はボクが見たなかでは比較的多かったと思える、“分別奮闘記”。前にも書いたと思うけど、この曲は詞が秀逸で個人的に大好きな曲です。

聞かれた方は知ってると思いますが、この曲は、文字通りの「単なるゴミの分別の唄」というわけではなく、ゴミの分別になぞらえて、人生で幾度かある過去を振り返って客観視する(出来る?)こととか、人との出会いによっていかようにも変わっていく岐路を暗に感じてるか?とか……まあ、いろんな人生の機微を面白おかしく(?)唄っているような感じで。

一番最初にデモを聴いた時に、「ん~さすが、巧いこと言うな~」って感想だったからな〜ボクは。BUMPの場合は、どちらかといえば、先に詩から来ることの方が多いかも。にしても、ボクくらいの年齢の人には、ちと耳に痛い歌詞だね~。もう、超粗大ゴミかも…。

というわけで、まだ聞かれた事がない方には、是非とも耳にして頂きたい曲の1曲であります。

音的にもなんというか、普段の4ピースのBUMPとはまた違い、ティンパニ、アコーディオン、ハモンドオルガン、エスニックな笛類(ペニー・ホイッスルやイーリアン・パイプなど)などと、ちょっとした楽団よろしく、いろ~んな楽器が入っていることも大きな特徴というか、一風変わった楽曲ですよね。

なにげにアイリッシュ系のバンドというか、なんとなくそっち系の楽団っぽい雰囲気に仕上がってるところが、ワタクシ的にもツボというか趣味というか。ちなみにこれらの楽器は、レコーディングではちゃんと藤くんが(サンプル音源を鍵盤で)弾いています。^^

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余談ですが、このようにボクが語れるのは、自分で出したシンセの音の話くらいのものですんで、音色の話をもう一つ。いろいろ漏れ聴くところ……というか、フォロワーさんの感想でチラホラ目にするのは、“星の鳥”の「ポーーーン」というサウンド。

これは、元の音は単なるサイン(正弦)波といって、いわゆる基音と中の基音といわれる音。サイン波ってのは、数学で習うアレですアレ。例のサイン、コサイン、タンジェント……で出てくるサインですよ!

…っていっても、「はぁ、そーですか」で終わっちゃうでしょうから具体的に示すと、時報とか、電話のプーーーっていう発信音もサイン波の音で、普段から耳にしている音ではありますね。

実際の音は、若干ただのサイン波とは違います(他の波形をフィルターで甘くしてサイン波っぽくしているだけ)けれども、基本はこのサイン・シンセを加工して(エフェクトの加工は牧野さん)作られた音があのなんとなく潜水艦のソナー音にも似たスペーシーなサウンドです。

同じくサイン波を使ったシンセの例ではいわゆる「サイン・リードシンセ」とか称されるものがありますね。BUMPの曲でいえば、“pinkey”で入ってる「ポー」と伸びてる裏メロ音といえば、イメージできるでしょうか。(宇多田ヒカルちゃんの“オートマチック”の音でもいいけど。)^^

あ、今回のプチシリーズ化したボクの回顧録は、こういった、いろいろと余談、雑談が多いワケですが、なんとなく漏れ聞こえるところによると(しつこい?)、この余談のウケが比較的宜しい様ですので、ちょくちょく(なかには強引に)挿みつつ進めさせていただいております、はい(笑)。

で、この星の鳥が終わったら“メーデー”になるわけですけども、4年前のツアーを観た方は分かるかな…と思いますが、なんとなくまたライブが始まったかのようなリスタート感がありますよねぇ。繰り返し書いてますが、この曲のギターの音(響きを含む)が、ボクは大好きです。

BUMPのサウンドでなにが好きかというと、ロック系とは言え、いわゆるルート5度でゴンゴンやる「パワーコ-ド」が比較的少なくて、軽いクランチ系の音で、ギターの6弦を全部をかき鳴らすのがベーシックで、あとはハイトーンや開放を上手く使った、クリーンなアルペジオが主体であるというところが、ボクの好みなのです。速い曲でも、だから平気。ヘビメタみたいになると、ボクはどちらかというと(というかかなり)苦手な部類なので。

この曲はしかし、アレですよね。みんな拳は振り上げるわ飛ぶわで、見渡すと、すんごい体力使ってますよね~。もう、この曲に、どんだけのエネルギーを放出させる力があるのかと(笑)。ボクも周りの眼がなかったら、エアギターとかエアドラムとかやってるところですが。(ウソ、実際はちょこちょこやってる(^_^;) 一部にはちょっとバレてる(笑))

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さて、“angel fall”では、またまたお客さんのクラッピング参加の曲となりますが、後ろのスクリーンで、打つタイミングが示されているのが親切だったな~そういえば。この曲は、基本が2拍目だけで、4拍目は打たない……と。この辺はきっちりあわせて欲しかったのかなあって感じ?なにげにそんな気がしましたね。

“beautiful glider”の前は、必ず藤くんが少し長めに話してたんだけど、なんかこの日は、言葉が少なげだったっけな~。長かったツアーもあと少しで終わりだし、最後の大波とも言える代々木の怒濤の4日間が終わるということで、ちょっとしんみりしちゃってるのかな~、なんてね。

アンコールにもなると、さすがに立ち続けることに慣れてないボクは、かなり腰がヤバいです。もう、生まれたての子羊さん並みにヤバいです。^^

辛うじて立ててますレベルです。あまり体重はかけられないけど、頼りない柵に少しだけ助けてもらいつつ、フラミンゴよろしく片足ずつ使いながら、お客さんが合唱するsupernovaを聴きます。

これもラスツー、あと2回。仙台も立ちの予定なんで。

見渡すと、結構~アレですよね~泣いてる人多かったすね~。さすがに野猿の時のように(比べるなって言わないでね)大号泣している人はいらっしゃらない様でしたが(^_^;)

アンコールはにゃんこシリーズ2曲(変な呼び方スミマセン)と“DANNY”。アンコール3曲すべてに盛り上がれる曲を持って来たか~ってところが、やっぱりBUMPっぽいのかな。なんとなくだけどね。

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そして終演。

この会場も最後なので、PA席近くでA氏と談笑しつつ、会場がまったりするまで待ちます。その後にプロダクションルームの方に移動。プロダクションルームでアシスタントエンジニアのHiromiちゃんと合流。BーPassは要返却なので、Gパンに貼ってあるBーPassの写真撮ったり、エディットしてInstagramに上げたりしつつ時間をつぶします。

ちなみにまた余談ですけど(^_^;)、最近のライブのBーPassは、同会場連日開催でも、毎日毎回デザインが変えてあります。要返却になったことも関係あると思いますけど、いつの頃からか、持ち帰ったBーPassをヤフオクに出品して売ろうとしたり、偽造したりするとんでもない輩が出てきたようで、かなり厳密にチェックが入り、管理されるようになってきているみたいです。

たまに、帰るタイミングによっては回収する人がいなかったりして、そういうときはそのまま持って帰っちゃうこともありますけど、基本的には回収なんです!売られてても買ったりしないでね!てか、売っちゃダメだよな(x_x)

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おや?って思った人もいるかもですが、というわけで、ここまでの回顧録で幾つかBーPassの写真を掲載していますけど、画像はすべてちょこちょこですが加工してありますのでね。これを元に偽造しても意味無いですからね。

一応お断りをしときます(^_^;)

そろそろかなってことで、廊下に出て待機。楽屋前の廊下にもいくつかお花が。多分フジテレビのもあったような無かったような……(^_^;)

実は、この代々木最終日に、次のシングル“firefly”がフジテレビの火9ドラマ「息もできない夏」の主題歌に決まりました~的な発表があるのかな~?って思ってたんだけど、ついぞ、それは無かったですね~。ん~焦れったかった。

さて、頃合いをみてメンバーとご対面。一人一人と握手をしつつ、長かったツアーのねぎらいの言葉に加えて、「可能な限りはすべて観に来る」という公約を果たしたぞ的な、まるでマラソンランナーかのように、自分のやりきった感もアピールしつつ(笑)、談笑して和みます。

Hiromiちゃんが、撤去後でもぬけの殻に変貌した、一口坂スタジオの写真を持って来ていたので、みんなで見ました。ここのスタジオには、メンバーそれぞれに色んな思い出もあることでしょう。

ボクもちょこちょこ飛び飛びとはいえ、かれこれ24年以上も通ったスタジオでありますし、根岸さんがらみでは多くのバンドものの仕事をこなしたのもこのスタジオだったりと、とっても感慨深いし寂しい思いでした……。まあそれに、ボクがBUMPのメンバーと、「はじめまして」したのも、ここの3スタだったしね~。このスタジオでは、いろんなアーティストの方と「はじめまして」をしたんですよね、ボクも。

会場を出た時は、すでに終演後1時間半くらい経っていたと思うんだけど、外に出ると、まだまだ多くのお客さん達が、会話も弾みつつ余韻に浸っているようでした。今度はいつ逢えるんだろうとか、そんな話もしてるのかな?

ー 代々木4Days編 完 ー

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うわー、長い。書きに書いたりだな。
もう飽きた方もいることでしょう。
長々と駄文をお読みいただき恐縮です、ありがとうございました。

て、まだ仙台の旅行編があるんだけど、その前にちょっくら鈴鹿へF1観に行ってきます~~。

ゴメンチャイ~~。

PS:今更ながら、読まれた方で気が向いたならば、ご意見ご要望叱咤激励などお聞かせいただければ幸いです。m(_ _)m  

      Having Fun?

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