2013年7月 4日

祝!BUMP OF CHICKEN ベストアルバム発売!

このブログも、前回を読み返すと2012年12月30日。

年末のご挨拶を兼ねたブログの最後には、堂々と「一応。年明けには」と予告までしておいて、気がつけば年をまたいで早半年。いや、それ以上か(^_^;)

全くといって手をつけていないこのブログ、もう「思考リセットかい!?」ってな感じですが。

というわけで、なんと、今年一発めのブログが、アーティストさんのベスト盤リリース話ってオマエソレどうなの?って言われると……「エヘヘ」と、返すしかないですが⋯(^_^;)

bump_best_album.jpg

先日7/3、バンドさんとしては長きにわたり御一緒させて頂いている「BUMP OF CHICKEN」、バンド初となるベスト・アルバム(I・II2枚同時)がめでたくリリースされました。

実はまだ手にしてないので、ボクはまだ耳にしてはおりませんが、内容としましては、過去発売されたシングルが主体となっているとのこと、マスタリングは新たに施されて、多少音も変わってきてると思うので、コアなファンの方にはマスト・アイテムとなりそうな気配であります(*1)。ちなみに、後日行われるQVCマリーンフィールドのライブと、WILLPOLISツアーの先行予約応募券も兼ねてるようですな。

今、バンドのメンバーは、宣伝で大忙しみたいです。TVはまだこれからだけど、幾つかラジオは録音して聞いてますが、先日、あなたが一曲選ぶとしたら?みたいなのをやってました

ボクがどれか1曲を選ぶなら…、何をおいても選ぶ曲は、初参加の曲「花の名」ですかね、やっぱり。

いきさつは昔の記事にも書いてますが、約6年前、2007年の8月になんの前ぶれもなく、突然知らないディレクターさんから携帯に電話が掛かってきて、事情を聞いたら、BUMPのレコーディングだった訳ですから。

で、ほどなくメールで、ベーシックを録り終えたばかりの「花の名」のラフミックスが送られてきまして。すぐにその場で聞きましたが、結構衝撃的でしたねぇ。その時に最初に浮かんだ言葉は、

「日本の若いバンドにもこんな曲を書くバンドがあったのね〜」

でした(^_^;)

いや単に不肖ワタクシめの勉強不足の賜物ですが、当時BUMPのことは「天体観測」のPVを観たことがあるくらいでしたから。

この頃からボクは悔い改め、洋楽のみならず、邦楽も積極的にチェックするようになりましたから、ちょっとした意識改革を起こしてもらいましたよね~、ホント、BUMP様には(^_^;)

さて、ざっと収録曲を眺めてみると、「花の名」はDisc 2の中盤ですね。

そっか〜。早いもので、ざっくりいうと彼らの歴史の1/4くらいは見てきたんだなあ〜と。

昔の記事を見ると詳しく書いてますが、プロデューサーのMORさんとの出会いもこの時期ですね。

その時のことを振り返ると、互いに人見知り系だからか、なんとなくギクシャクした雰囲気の中でレコーディングした事を覚えていますね。メンバーにしてみれば、MORさんが突然連れて来た「よそ者」ってなもんかも知れません(笑)。みんな無口だったし、なんとなくですがアウェイ感が漂ってました(^_^;)

いや、実際はどうだったか知りませんけども。そうボクが勝手に感じただけ(思い過ごし)なのかも知れません。ま、なんとなく察するとぉ〜的なニュアンスで、少なくとも歓迎されている感じはあまりしなかったような……。

当時のBUMPはまだあまりシンセとかを多用する感じではなかったみたい(*2)だし、バンド・サウンドを色濃く出してた頃ですから、なんとなくですが、変化の時期だったのかも。そんな中に、突然ボクみたいなワケの分からんおっちゃん(当時44歳)がきたもんだから、そりゃ異質感があったのでしょうか。

でも、ことBUMPの現場においてのボクの役割は基本的に、プロデューサーのMORさんやアレンジする藤くんのイメージする音を、シンセの音色で具現化することで、その音色にインスパイアされて実際に演奏をしている(演奏データはシーケンサーに取り込んで、もちろんエディットなども致しますが…)のも彼らだったわけで、やはりなにか変化を望んていたんでしょうかね……って、そんな大げさな話じゃないですよね、きっと!(笑)

そういうわけで、個人的にはその時、仕事として満足のいく音が作れて、藤くんも素晴らしいリアクションで無二なサウンドが録音でき、上手くいったとは思いましたが、その一方で、なんとなくバンドにハマった感というか、そういう手応えはあまり無かったもので、心の中では「こりゃ今回限りかもな〜?」とか思ってましたね〜その時は(^_^;)

まぁ、とか思ってたわけですが。その後ちょっとして、今度はアルバム曲(しかも5曲!1日で!)でも呼ばれることになって。

「あれ?思いの外ハマってたんかな〜?(・_・?)」と、ホッとした事を覚えています。。

その後は、花の名以降のシングル曲は呼ばれてます(Smileを除く)から、だいぶつきあいが長くなってますが、これは本当に、バンドさんとの付き合いとしては、個人的には異例とも言えます。次の変化が起こるまでは、ボクも新しいシンセ(機材)や手法など、学ぶことを止めないようにしなくてはなりませんが……いつまで続けられることやら(^_^;)

経験則で、だいたいバンドものは続いてもアルバム3枚くらい…という認識もあるので、既に関わっていますから次にリリースされるアルバムまでは間違いなくいますけど(^_^;) 、それからあとはどうなるのか……なんとか経験則を上回りたいところですけどね!

そんな中、来月には新曲「虹を待つ人」の配信が始まります。この曲は、8/24公開の映画「ガッチャマン」のエンディングテーマ曲に使われることも発表になりました。

ガッチャマン」予告編: youtu.be/LVKaIFxQa98

この曲は更に先に進んだというか、また新たな一面というか、幅が広がったというか。この話題は、また後日、お披露目されてからにしましょう。

9月からはツアーもあるし、レコーディングの方も継続してやっている様子ですので、今年まだまだ目が離せないBUMP OF CHICKEN のお話でした!

…て、最近ほとんどBUMPがらみの話しか書いてない気が!ああ!

とりあえず、次はRock'in Japan Fes ですね。ではまたの機会に。ご機嫌ようさようなら。

 

7/5 追記:

注釈1:
ベスト盤、送られてきたので今聴いていますが、全体的にレベルを押さえて、ダイナミックレンジを広く取るマスタリングになっていますね~。2000年代はレベル競争の真っ只中だった背景が伺い知れますね⋯⋯。

ちなみに、ちゃんとしたオーディオで大っきな音で聴くと分かりますが、ダイナミックレンジが広い方が、豊かで良い音に感じられます。高域の飽和感も薄れ、精細感が増して感じられますね。全体的に滑らか〜!

IIの後半、Happyくらいになるとオリジナル盤とほぼ同じような感じで、ベスト盤I・II通して全体的に、この辺の感じに合わせたようなマスタリングとなっているように感じられました。いや、大変だったろうな〜。前田さん、素晴らしいです。

注釈2:
こうやって並べて聴くと、シンセやグロッケンなど、(控えめですが⋯)鍵盤楽器が入ってくるのは、ユグドラシルのオンリーロンリーグローリーやロストマンあたりからですね。ということは、だいぶ前からそういう(幅を拡げる)アプローチをしていたって事ですね。

ってことは、やっぱり思い過ごしか!? (^_^;) なんだか、緊張感あったんだけどな⋯。単にお初だったってだけ?

ちなみに、もちろん今は、お互いかな〜りリラックスしてやってます。

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