2013年10月14日

【BUMP】WILLPOLIS ツアー横浜アリーナ 2days 観覧記

ウカウカしてたらもう9月も終盤。

月日が経つのは早ようござんすね。

去る8月9日に行われた、BUMP OF CHICKEN 初のQVCマリンスタジアムの公演、何かまた感想を書こうと思いつつ、なんか、あっという間に時は過ぎ去って、気がつけばぶっちぎってました(^_^;)

月日が経つのは早ようござんすよ。

さて、%タイトル% にありますように、BUMPのWILLPOLIS ツアー、既にスタートしていて名古屋のガイシホール、マリンメッセ福岡と終えてきているわけですが、この度、横浜アリーナと近場に戻ってまいりましたので、2Days、観させて頂きました。

お決まりの余談ですが、名古屋は、初日だし、まあ、ドライブする距離としては、そこそこなお手頃感はありましたが、いかんせんその頃は寝不足から〜の〜少々体力に衰えが感じられまして、T橋くんの「地方お待ちしております」というメールの文言が、秋空の雲のごとく胸に引っかかりつつも、志貫けずあえなく見送りと相成りました(笑)。

 

2013年 9/25 横浜アリーナ  初日:

で、横浜アリーナ。

うちから近いんだよね〜。第三京浜に乗ったらほんの2〜30分で着いちゃう。高速降りてからも、過去、あんまり混まれた覚えもないし、いつも停めてる民間の駐車場も20分100円、最大24時間で上限600円という、都市としてはあり得ぬ激安設定にて、とってもお財布にやさすいハコです。押忍、助かります。この小屋は、前回はおそらく宇多田ヒカルさんを見に行って以来なので、結構〜久しぶりとなります。

読み慣れた方はもうお察しかも知れませんが、近場ということですっかり油断してしまい、会場に着きましたらもう18時10分を過ぎてたので、多少気になっていたグッズ関連は本日は諦めて、そのまま入場致しました。演出のうえQVCから全ての観客に配布されるようになったザイロバンドはグリーンをチョイス。

初日の席はスタンドE席の1列目。前を向けば、だいたいBブロック中盤といった辺りでしょうか。Vision を見るには、カラダが正面を向いていると斜めマイナス80度くらいのオフセットですので、ちと首が痛くなりそうな席でありました。

いえ、別段文句を申しているわけではありません。どんな場所でも、観させていただけるだけで毎度有り難いと思ってます故。ロングフェロー様にはいつも感謝しております。

入場すると、来られた方はお気付きでしょうが、場内は絶えずテーマパークのアトラクションなどで聞こえてきそうな導入音が流れていています。というわけで、不肖ワタクシめもお客様をお迎えするのに(人知れず)一躍かっております。お気付きの方もいるかも知れませんが、オープニング・ムービーのBGMで使われている音を一部使って、それを延々とLOOPさせて流しているワケですね。ほとんどシンセ・ベースとシンセ・パッドだけですが、なにげにワクワク感を喚起させ、これから起こる何かを暗示している感じでナイス・アイデアだと思いました♪

定期的にザイロバンドの説明がムービーで流れますが、どうやら、途中でネゴシエーションの様なこともしているかも知れないですね。18:30くらいに、一瞬チカッと光ったりしました。そういえば初日は自分で絶縁体を引き抜きましたが、二日目は既に抜かれたあとでした。

ごく少数かとは思いますが、稀に光らない方が居られるという話を、後々漏れ聞くに及びましたが、ネゴシエーションの時間までに会場内(というか電波の届く場所)にいなかったり、絶縁体を引き抜いておかないと、ひょっとしたら通信不能になってコントロール信号を受信出来なくなるのかも知れませんね。いえ、ただの「憶測」ですが。

例によってオープニングSEである「ボレロ」が終わると、一瞬で歓声のボリュームも最大級に。Gold Glider Tourに引き続き、今回も山崎監督のムービー(なんとなく続編っぽい感じ)でスタートです。というわけで、僕もツアーが始まるひと月ほど前(車内が50度を越えた日ですね(^^; )にオープニングSEの制作に召集されました。

以前、「“虹を待つ人”のレコーディングで凄い数のソフトシンセを使用した」と書きましたが、今回のムービーのBGM、それを余裕で上回ってしまうくらい、沢山の音をレコーディングしました。スタジオ入りも延べ3日間!じぇじぇじぇっ!!っすよ。

1017Synth.jpg

実のところ、BUMPのレコーディングで一番時間が掛かったことになります。まあ、一部の箇所はGGTのデータを引き継いでいるのですが、それ以外は一からの作業ですので、さもありなんって感じで。立ち上げたソフトシンセもこれだけの数…!KONTAKTなどは、ひとつでいくつかの楽器が立ち上がってますから、その数は見た目よりも多いワケです。

ライヴの方は、流れ的には、前半部分はQVCのメニューを踏襲しています。QVCでも同様に感じましたが、「虹」のイントロのグライドするシンセが、配信音源と違って、めっちゃどデカく使われていました。まあ、考えてみれば、この部分っていわゆる飛び道具というか「おどかし」の部分ですから、ど派手に出さない手はないですけどね(笑)。そうそう、その後のテーマのメロディでは、チャマくんがシンセ・グロッケンの音を手弾いてなぞってました。これはもう定番っぽいですな。

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以下、僕が普通にレポを書いてもしょうがないんで、例によってTopicを思いつくままに書きます。

舞台装置を含めた演出が、いろいろと趣向を凝らしてあった気がします。ザイロバンド、何回か登場するチームラボボール、要所で絶妙なタイミングで数回放たれる金銀テープにエンブレムをかたどったコンフェッティ(これらは今回はひとつもゲットできず!)。

特筆すべき、数面のVisionを使い別々に流されるBGVの懲りようには、感嘆せざるを得ません。ステージが遠いと、どうしてもこちらに眼が行きがちになっていますね。ホームシップ衛星ツアーなどでは、ここまでの細かさで、映像は作り込まれてなかったような気がします。最近のライヴは、ビジュアルにおいて進化が早いすね。いや、そんなに数多く観る方ではない僕が語っても説得力がありませんが。

BUMPの音楽も、時を経てそのアレンジや構成において、そこそこ変貌してきた感がありますよね。そんな変化にヴィジュアルもついてこい!ってところでしょうか。数年前のツアーと比べても、かなりエンターテインメント性が高まっているな〜というのが、率直な感想です。

あ、本人たちの立ち振る舞いには、そこまでの変化は見られないんですけどね(笑)。真一文字に立ち、ギターをストロークしながら唄う藤くんの様は、ホームシック衛星ツアー初日のZepp東京で、初めてボクがBUMPのライヴを観覧したときから変わってないように思います(^_^;)

それと感心したのが、演奏中の絵と生の音の遅延の少なさ。GGTの時には、かなりズレがあったことを話題にした覚えがありますが、今回は遅れが少なくて、見比べてもそれほどの違和感がないくらいでした。100ms前後って感じで。それはアコースティック・コーナーにも言え、恥ずかし島が遠くて見難くても、Visionを見てればOKって感じで。

毎回歌っている内容が違うのか?と思えるほど、表情の変化する曲“花の名”。いつ聞いても素晴らしいし、歌詞やメロディ替えもあったりもするからか、幾度聴けども飽きない曲のひとつです。不思議と、ライブで見ていると、幾らかテンポがゆっくりに聞こえます。後に放送された映像で検証してみたところ、そんなことはなくて音源と同テンポと分かりました。これもライブの妙ですね〜。

Twitterでも時々ふれますが、僕の邦楽枠において、フェイバリットと言える曲です。まあ、偏った好みではありますが。こういうじっくりゆったりな曲を好む傾向にあります故。まぁしかも、最初に出会った曲がこれですから、多少バイアスは掛かっていることも否めませんね。「最初に見たモノが親」的な(^_^;)

前半の日替わりする曲は、今回は“Sailing Day”と“プラネタリウム”。アコースティック・コーナーの選曲がまた絶妙で。ご存知恥ずかし島で披露する2曲のことですが、横浜アリーナは初日が“グッドラック”を前半部分を「ヒロくんのアルペジオだけ」で歌うというアレンジに。しかも特徴的な音を持続させる和音構成の分散和音なものですから、独特な浮遊間の中で自由に歌う感じの、稀有な“グッドラック”となりました。これは今回だけでしょうな!

そしてもう1曲は、なんとも意表を突いた(アルバム「orbital period 」の中でも出色な…)選曲の“飴玉の唄”でした。

この曲は、ツアーが始まる前のリハではさらわなかったそうで、当日のメニューにも無かったそうですが、その日に思い立ったのか急遽リハをやり、メニュー入りしたと、終演後にスタッフとの楽屋トークで聞かされました。僕はorbital period の曲に好きな曲が多く、この曲もそのうちのひとつなので、嬉しいプチ・ハプニングという感じでした。^^ 

どうせなら“ひとりごと”もやって欲しいな。あ、今回のツアー、何回か“かさぶたぶたぶ”をやったみたいですが、結局聴く機会には恵まれませんでした。

後半の日替わり曲は、“カルマ”、“fire sign ”。アンコールは“真っ赤な空を見ただろうか”、“宇宙飛行士への手紙”。宇宙飛行士をその日の最後に持って来るというのは、これもある意味意表を突かれました。イントロも4小節だけのシンプルVer。この曲も、バックのBGVが綺麗でした。

終演後、バックステージの行き方を聞いてなかったので、(他のルートがあったのか分かりませんが)出口近くの階段を下りるまでは大混雑の中をのんびり進み、四苦八苦しながらバックステージへと向かいました。上手側のステージ横を通り抜け、なんとか楽屋入り口へ。

ちょうどT橋くんが見えたので、声をかけてプロダクション・ルームにお邪魔します。例によってメンバーは暫く接客タイムなので、ここの歓談にて時間を潰させていただきます。だんだんお約束になりつつある、Instagramにアップするバックステージパスの写真の加工も、ほとんどの場合この時間に済ませます。

この日は出音のバランスの話とか、全体の聞こえ方の話以外は、ホントに他愛もない楽屋トークしかしていなので、内容は余り覚えてません(^_^;)。覚えてるのは、チャマくんの靴が目立ってたって話と、マッサージ・ルームのケアから戻ってきた藤くんが、余りにもやつれて見えたので、「今、また痩せてきた?」って聞いたことくらいかな……笑。あと、某老舗レコード会社から差し入れられた“どら焼き”をいただいたことくらい(笑)。

そんなこんなで、バラバラだけどみんなに会えたので、お先に失礼することに。「明日も観には来るけど、かみさん同伴だから楽屋には来ないよ」といい残して、帰路に発ちました

ふう。一日分でこんな「文量」、あり得ないすね(^_^;)

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というわけで、二日目はだいぶ端折る!ダイジェスト!

 

2013年 9/26 横浜アリーナ 二日目:

少し早めに行って、黒のツアーTシャツと真っ赤なスポーツタオルを購入。黒のTシャツは、前日にチャマくんがMCで余り気味だと言っていたので(^_^;)

この日も同じチャマくん側のEスタンド席でしたが、多少後ろめが効を奏したのか、出音が落ちついて聞こえました。位相が昨日よりマシだったのかな?低音が昨日より緩くなかった。音量も多少押さえ気味だったように思えました。ま、ほとんどは場所の違いからでしょうね。

二日目の日替わり曲は、“オンリーロンリーグローリー”、“ギルド”、アコースティック・コーナーがグッドラックは変わらずにもう一曲は“スノースマイル”、後半は“K”、“supernova”、アンコールには“ラフ・メイカー”、“R.I.P.”。

僕が関わるようになる以前の楽曲で、あとから結構好きになったのが何曲もあるけど、“ギルド”はそのうちの1曲です。どの曲に…ってことはないけど、なんだか、昔のトッド・ラングレンを彷彿とさせますね。

それと出だしの歌詞に持ってかれてますね。

2日間観させていただいて、ラストの曲がいつもの“天体観測”ではなく、お客さんとの合唱有りの2曲で締めたってのが、また意表を突かれました。BUMPのアンコールは、いわゆる手拍子コールじゃなくて唄って待つことが殆ど暗黙の了解みたいだけど、今回のWILLPOLISツアーは、本編ラスト曲にあわせてコールしていたのが印象的でした。

それにしても、横浜アリーナの二日間では、ついぞ“ガラスのブルース”を聴くことはありませんでした。これも結構珍しい気もしますが…。

横浜2日目のインスタ

というわけで、意図せず、「じっくり熟成させちゃった感」のある横浜アリーナのレポートですが、書き始め当初の思惑とは裏腹に、5300字を越える超大作な「記事」となってしまい、公開が大幅に遅れたことをお詫びして(^^;)、iPadを閉じたいと思います。

ホントは武道館の方でこの「文量」だろ!……というツッコミは甘んじてお受けします。m(_ _)m

-- END --

PS:書き始めから投稿まで、およそひと月掛かってしまいました。(^_^;)
⋯ので、投稿日と掲載日にズレがあることをご報告しておきます。 

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