2005年2月 7日

自作エフェクター Part9 今復活するいにしえのボード達(最終章)

 次はこれ、見る人が見れば分かりますが、そう、エレハモのスモールストーンフェイザーEH4800です。オリジナルのボックスはいつのまに捨ててしまっていたようで既にありませんでしたので、こんな姿で復活です。これは元々の基板が大きかったので、このフェイズ100サイズのケースでも、少々レイアウトに苦心しました。
 
 元々こうだったか長年放置されていたからか、カラースイッチの効果が深い方では、LFO のクリックノイズが少々出るようです。このエフェクターは、確かスティーブカーンが使っていたから買ったんじゃなかったっけな? 結構高かった覚えが…。当時高校生1年とかでしたので、なにげに無理して買った記憶があります。当時は、クライベイビーとロッキンFを片手に自作したディストーションプラス、そしてこのスモールストーンと、持っていたエフェクターはそんなもんだった気がします。世界的に有名なフュージョンバンドでもあるStuffのキーボーディスト、Richard Teeが好んでRhodesに通していたことで有名なエフェクターですね。今となっては、何故オリジナルのケースを取っておかなかったのか?…と、少々残念な思いです。

 
 で最後にご紹介するのはコレ、古いマクソンのフランジャー、FL-301です。実はコレもデザインが古いタイプと新しいタイプの2個所持していて、古い方はそのまままだ持ってます。こちらは新しいデザインの方をバラしたモノを復活させたものです。古い方はこれより更に基板が小さくて、デルタのエンジンルームのようにぎっしりと無理矢理詰め込んだような基板でビックリします(笑)。
 
 このフランジャーは、特殊な使い方というか、レズリー代わりのビブラートサウンド専用として好んで使っていました。スピードとワイズとリゲンの微妙なさじ加減で、なんとも心地の良いビブラートサウンドが得られる(ボクの知る限り)唯一のフランジャーです。
 
 他にもYAMAHAのフランジャー(今も肥やしのままです(笑))や、Maxon後継のFL-9 等も(未だに)所有してますが、同じような効果は得られません。TC のフェイザーや、BOSS のVB-1(ビブラート)と並んで、名器だと思います。ただ、普通のえげつないフランジャーサウンドにはあまり向きません。結構上品にしか掛からない感じですので。そういう用途には、昔のグヤトーンのフランジャーが良かった気がしました。
 
 

  

ボクの所有する3台のマクソンのフランジャー達(笑)(画像はネットから拾ってきたのでIbanezだったりもするが(笑))


 この2つだけ縦型のデザインですので、エレハモのデザインと似たようなものにしました。まぁ、オリジナルは別にもう1個有りますしね! で、ナゼかコイツだけツマミを、昔のミキサー卓や、業務用のエフェクターでよく使われていたライテル社製のものにしました。これもいにしえの余りもんですが(笑)、当時、秋葉原デパートの鈴商で結構〜高いお値段で購入した記憶があるので、ずっとストックして肥やしにしておくのももったいないかな?ってことで使ってみました(^_^;)

 
 久々にハンダゴテを握ったことや、パーツをあれこれ探し回ったことで、またちょっと自作熱に灯が入りそうですが、まぁ、作るだけ作って使わなくなるのが目に見えていますのでこれくらいにしておきましょうかね!(笑)
 

自作エフェクター Part8 今復活するいにしえのボード達(笑)

 残りの3つですが、これらが約20年以上前にノックダウンされたのち、基板のまま長年段ボールの肥やしになっていたエフェクター達です(笑)。先ずはこれ、ボスの最初期のOD-1(モトローラ製RC3403というクワッドオペアンプ使用のモデル)と、オレンジスクイーザーをまとめてみました。で、各々少しだけ弄っています。
 
 まず、オレンジスクイーザーの方は、ロッキンF 等の記事で紹介されていた回路を元にサスティンとアウトプットボリューム調整出来るようにしました。それとオペアンプの方も、ノイズ低減と歪み率を下げるために、元々のRC4558からテキサスインスツルメントのNE5532というちょいとばかし高級な石に替えています。今となってはオリジナルと聞き比べられないので、どうかは分かりませんが、昔はギターによってはちょいと歪み気味だったのが、今はよりクリーンな気がしてます。このコンプはその昔、(リー)リトナーサウンドを出すためだけに買いました(笑)。
 
 んでOD-1の方は、まず音が微妙に鈍るFETスイッチ部を切り離し、機械式スイッチのみのトゥルーバイパスに変更、そして、IS1588と思われるダイオードを、2段直列になっている片方だけ別のシリコンダイオード(少しだけ特性がLED寄り?の奴→通す電圧が高め)に変更しています。こちらも元と比べてどうか?は分かりませんが、まぁ、2機種目のRC4558を使ったモデル(これも持ってましたが、売ってしまいました)ともそもそも音は違ってましたし、これはこれでいいかなと。
 
 前段でOSを軽く掛けダイナミクスを狭め、OD-1 に通すとなんともすんなりとしたオーバードライブサウンドになります。VOX のToneLab SE との相性もなかなかよろしい。少なくとも、ToneLab SE 内蔵のOD-1(こっちはSD-1みたいですが…)のシミュレータよりも特徴のあるレンジ感で、意外とこれから使う機会が増えるかも♪
 

2005年2月 6日

自作エフェクター Part7 新作その3>Fuzz Face & Dist +

 お次はこれもいずれ作ろうと思っていた、ゲルマ石を使ったファズフェイスです。参考文献はTonepadというサイト。自作エフェクターファンにとっては、かなり定番なサイトのようですね。
 
 
 
 で、こいつもファズファク同様、ゲルマ石のAC128を使っています。同様に部品点数が少ないので蛇の目で組んでますが、右の1/4位のスペースはM○Rのディストーション+のモディファイ用のダイオードクリッパー部です。
 


 一つの箱に歪みモノ2つ、しかも定番のファズとディストーションをビルトインしてしまおうという魂胆です。どちらも消費電流少なさそうですし。回路的には、回路後半のクリッパー部がゲルマとシリコンの切り換え式、且つ、各々の片側はダイオード2個直列繋ぎで上下非対称リミッターとして、偶数時倍音の付加を狙っています。この方式は結構上手い具合に作用しているようです。実はこれは、既に手持ちのRATで試していた方式です。
 
 でも、聞き比べると音の太さが結構違うので、実際に使うのはゲルマ石の上下非対称のクリッパーでしょうね。だから、わざわざスイッチにする必要なかったかも(笑)。
 
 まぁ、バリエーションということでひとつ。ちなみに、ゲルマの方にすると音量が下がりますので、アウトプット・ボリュームの設定は同じにはなりませんでした。
 
 完成品はこんな感じです。オーソドックスなアーストーンに、オーソドックスなレイアウトにしてみました。文字もちょいとオリジナルを意識したような字体を使っています。こちらはクリアシールではなくて、タトゥシールってのを使ってます。文字の色が黒だから、アイロンシートって手もあったのかなぁ?
 
 さて、実はこのファズフェイス、上手く完動してくれてません。繋ぐギターにもよりますが、ファズのツマミを2時以降にすると、「ぶぃ〜〜ん」と発振してしまいます。ギターのボリュームを少し絞ると高音が出る感じはオリジナルに近くて素敵ですが、何故か絞りきるとこれまた発振してしまいます。ギターにも因るので、インピーダンスが絡んでいるっぽいですが、素人なんで良く分からんとです。(ヒロシ風)
 
 こりゃやっぱゲルマ石のバラつきからですかねぇ? それか、+9V仕様で使うためにネガティブグラウンドの回路を変更していることによるのかも知れません。いずれ色々試してみますが、とりあえず面倒なので当面はツマミ2時までで使うようにするかな(笑)。 それ以前に、ファズはファズファクが満足な出来なので、こいつは殆ど使わないかも(笑)。
 

自作エフェクター Part6 新作その2>ガバナー

 というわけで、かの大村憲司さんも愛用していたガバナーです。参考にしたHPはこのGeneral Guitars Gadjetsというサイトです。以前から買うかどうしようか迷っていたペダルですが、今はそうでもないですが、昔は歪みモノのペダルが山ほどあったので、買わないまま幾年も過ぎました(笑)。最近、このガバナーというエフェクターが、クリッパーにLEDを使用していると知ったもので、そういうのは1個もないなぁ・・・ということで、作ってみることにしました。

 これもそうは部品点数が多くないので、蛇の目基板に直付けで組んでいきました。最初何故か上手く作動しなかったのですが、ゲインボリューム近くの回路にハンダ漏れが「一つ」だけあって、ちゃんと増幅されなかったのが原因でした。よ〜くみないと、見落とすような場所でした。
 
 例によって、商標はちとぼかし入れてますが、まぁ、こやつもみりゃあ分かりますよねって感じですな(^_^;) 何故か色はアンティークっぽいつや消しにしてみました。ボリュームの位置も、ファズファクでああいうギザギザにしたものだから、コイツもなんかちょっと一工夫って事で、こういう山形というか、台形っぽいレイアウトにしてみました。有りそうで意外と見ないでしょ、こういうの。
 
 インレタはクリアシールにエプソンのインクジェットプリンタで印刷したモノをハサミでじょきじょき切って貼っつけただけの適当〜なものです。いずれ消えちゃうかな?(笑) まぁ、そん時はそん時で考えましょう。
 

2005年2月 5日

自作エフェクター Part5 新作その1>ファズファク君

 さて、今回の新作の目玉、某掲示板で落としてきたファズファク君です。「あんな高いもんがこんな簡単な回路なの??」…と半信半疑だったのですが、ダメ元で作ってみることにしました。ファズフェイスなんかもすんごい簡単な回路だったしね。

 で、部品点数も少ないので、手元にあったユニバーサル基板(通称:蛇の目基板)で回路図見ながらシコシコ1個ずつ配置しながら組んでいきました。こんなの超〜久々だけど、昔もっと複雑なのも蛇の目で組んでたから、まぁ、何とかなるだろうと言うことで。トランジスタは、1段目は2N3904、2、3段目はファズフェイスでは定番(らしい)のAC128ってのを使ってみました。あとで簡単に替えられるように、IC用のソケットを使っています。IC用だからちょっと緩いんだけど、あとで固定するから、まぁ、別に支障無さそうだしこれでいいかと。何しろ、出来るだけ手持ちのストックから作るのが今回のテーマです(笑)。
 
 こちらが組み上げたあとです。配線材には、生意気にもボリュームへの配線はBeldenのケーブルと、インとアウト系にはWestern Electricの単線使ってます。どうせ違いなんか分からないだろうから、意味無いんだけどね(笑)。そうそう、実態配線図も一緒に落っことしてきたので、そのまま組んでみたのですが、どうもCompとDriveのボリュームの使い方が1、3番が逆だったようで・・・。あとからこの2つはやり直しとなりました(笑)。
 
 で、完成品がこちら。一部、画像にぼかし入れてますが、商標まんまだと気が引けるので(笑)。さてこりゃもう、想像以上に感動もんでした。そして、想像していたよりも、意外にもノイズレベルも少ないし、セッティングによっては音も太かったし。しかし、あんな簡単な回路からこんなに色んな音が出せるとは・・・恐るべしです。こりゃちょっと、いずれ本物も手に入れないとですね(って、その前に飽きちゃうかもだけど)
 
 部品代は全部で幾らくらいかなぁ…、ゲルマ石がちょい高めだけど、それでもなんだかんだで5千円くらいでしょうか。そんなにいってないかな? こりゃもう。自作エフェクター作ってる人は是非お一つチャレンジされては? ってな一品でした。
 

自作エフェクター Part4 お次は塗装!

 さて、ケースに穴が開いたらざっとスチール束子と中性洗剤で表面を洗って(ゴシゴシやるんで研磨に近いが…)、色を塗ります。

 今回、デザインには拘りを見せつつも、大して綺麗に作るつもりもなかった(HP同様、手作りっぽさを出したかった(^_^;))ので、ホームセンターにて500円くらいの水性スプレー缶や、アクリル系のやらで手を打ち、ま〜色々と買ってきました。あ、そうそう、2つばかり、ダイソーの200円缶(これはメタリックだからで、ソリッド色は100円で売ってた…。耐久性はアレっぽいけど、コレでも十分かも)等も試しに使ってみることに。(←試しって、もう作ることあまり無いだろうに?)

 玄関先(ポーチっていうの?)に新聞紙を敷き詰め、この寒空の中(しかも夜中だったりした(^_^;))一個ずつ薄目に重ね塗りしていきました。4回くらい塗ったかな? 中には2トーンのものもデザインしたので頑張って塗ってみましたが、上手くグラデュエーション出来なかった(笑)。

 実は、こやつらは同じアクリル系でもなんとなく成分が違うようで、一緒に塗ると弾きあったので乾かしながら別々に塗らなきゃいけなかったっす。

 で、塗りおえたら、とりあえず浴室乾燥機で数時間ほど乾燥させつつ、一晩そのまま寝かしました。その間に、実装する基板の準備を致します。

 裏蓋も忘れずに塗ります。危うくコイツの存在を忘れて、塗料を使い切ってしまうところでした(笑)。洗濯物を干すようにつり下げていると、なんだか妙ちくりんで微笑ましいDIYって感じでしょ?
 

2005年2月 4日

自作エフェクター Part3 お次は穴あけ!(6個分)>これはシオシオ

 というわけで、先日ご紹介したGarrett Audioから通販でパーツを購入、今はケースもMXR のフェイズ100と大体同じような大きさのアルミダイキャストケースが1000円ちょっとで買えるんですな。

 ボクが趣味でハマっていた頃(約20年以上前?)って、あまり見栄えのいいケースなど無くて、当時の自作エフェクターといえば、まずは見た目がシオシオなのが多かったわけです。というわけで、最近はかなりまともな見栄えのするペダルエフェクターが作れるような環境になっていたんですねぇ〜。

 プリントアウトした設計図をケースに貼り付け(この時点で0.数mmはズレる(^_^;)、センターポンチで打刻していきます。ケース一つに付き結構な数があるので、6個全てポンチを打つことさえ、ちと面倒な感じでした。で、打ち終えたら、いよいよ穴開け。以前から3mmのビットでいきなり開け始めていたのですが、これは失敗でした。ビットの歯がかなり経たっていたからか、穴がセンターから「mm単位で」ズレてしまってました(笑)。しかも、ケースを持つ(固定する)方向によってセンターのズレ方が変わってしまうという・・・。

 というわけで、途中から最初の穴開けは2mmからに変更しましたが、気がついたときには既に4つは開けていたので…後の祭りでありました(笑)。

 ボリュームの穴は3mm→5mm→7mmという風にドリルで拡げていきましたが、ジャックとフットスイッチの穴は、10mmからリーマで手作業にて拡げました。結構骨の折れる作業でしたが、昔はもっと大量に穴開けしていたかと思うと、感慨深いモノがあります(笑)。
 

2005年2月 3日

自作エフェクター Part2 先ずはデザイン! >かなり楽しい

fz_ilust.jpg ペダルボックスのデザインは、コレも今だからこそって感じですが、パソコン(Mac)上でイラストレータを使い、パネルの文字も含めてのシームレスなデザイン。一応、0.001mm単位(あまり意味無いけど)できちんと線が引け、しかも、何度でもやり直しが利くという素ん晴らしい環境。実際にやってみても本当に楽で、これまた感動もんでありました。

 ケース外径と、穴の位置、大きさだけのレイヤーをプリントアウトして、切り取ってケースに貼り付け次は穴開けです。ボクが高校生の頃に買った電動ドリル、もう随分と通電もしていないような状態ですが、上手く開けられますかどうか…(^_^;
 

自作エフェクター Part1

 というわけで、かねてからの懸案事項だったペダルエフェクターの発掘復活大作戦と、『昔とった杵柄シリーズ第二弾あの頃の情熱をもう一度』というわけで、エフェクター作りに励んでみました。

 で、出来上がったのは全部で6つ。といっても、その内で新作は3個だけ。実は、二十歳くらいにノックダウンしたエフェクターが沢山ありまして、その後そのボックス、使わなくなっちまいましてずっとほっぽいたんですわ。で、あまりにも可哀想なんで、少しずつバラして、MXR のダイナコンプとかTC のフェイザー(1台目)は復活させたのですが、残りのはまんま放置でした(^_^;)

 で、残軍もいずれ戻してやろうと基板だけの状態にしてから早10数年。やっと今になってやる気になったのでした。それというのも、きっかけはMUSEのマシューベラミーの影響で、無性にファズファクトリーが欲しくなったから…でした。MUSEについて色々ネットで調べていたら、このエフェクターを好んで使っているらしいのと、タイムリーに某所で回路図が手に入って俄然やる気になりました。

 フルコピーかどうかは分かりませんが、まぁ、手持ちの部品もそこそこ有るし、作ってみっかなっ…ってことで。だったら、この際に他の埋蔵エフェクターも一緒に復活させようじゃあないか!っと。

 ま〜そんな流れで、去年の中頃くらいから計画してました。

 にしても最近は、ネットで色々調べられていいねぇ。パーツも、自作エフェクターサイト辿っていったら通販であれこれ買えるいいところが見つかりましたし。ちょっと前に、ギターのメンテをするのにスイッチクラフトのジャックや、ベルデンの配線材とか買ったんですが、ここではかなりお安く買えたことがあとで知りました。(口惜し〜)

 というわけで、制作記という程でも無いけど、追々紹介していきたいと思いまする。