2005年2月 6日

自作エフェクター Part7 新作その3>Fuzz Face & Dist +

 お次はこれもいずれ作ろうと思っていた、ゲルマ石を使ったファズフェイスです。参考文献はTonepadというサイト。自作エフェクターファンにとっては、かなり定番なサイトのようですね。
 
 
 
 で、こいつもファズファク同様、ゲルマ石のAC128を使っています。同様に部品点数が少ないので蛇の目で組んでますが、右の1/4位のスペースはM○Rのディストーション+のモディファイ用のダイオードクリッパー部です。
 


 一つの箱に歪みモノ2つ、しかも定番のファズとディストーションをビルトインしてしまおうという魂胆です。どちらも消費電流少なさそうですし。回路的には、回路後半のクリッパー部がゲルマとシリコンの切り換え式、且つ、各々の片側はダイオード2個直列繋ぎで上下非対称リミッターとして、偶数時倍音の付加を狙っています。この方式は結構上手い具合に作用しているようです。実はこれは、既に手持ちのRATで試していた方式です。
 
 でも、聞き比べると音の太さが結構違うので、実際に使うのはゲルマ石の上下非対称のクリッパーでしょうね。だから、わざわざスイッチにする必要なかったかも(笑)。
 
 まぁ、バリエーションということでひとつ。ちなみに、ゲルマの方にすると音量が下がりますので、アウトプット・ボリュームの設定は同じにはなりませんでした。
 
 完成品はこんな感じです。オーソドックスなアーストーンに、オーソドックスなレイアウトにしてみました。文字もちょいとオリジナルを意識したような字体を使っています。こちらはクリアシールではなくて、タトゥシールってのを使ってます。文字の色が黒だから、アイロンシートって手もあったのかなぁ?
 
 さて、実はこのファズフェイス、上手く完動してくれてません。繋ぐギターにもよりますが、ファズのツマミを2時以降にすると、「ぶぃ〜〜ん」と発振してしまいます。ギターのボリュームを少し絞ると高音が出る感じはオリジナルに近くて素敵ですが、何故か絞りきるとこれまた発振してしまいます。ギターにも因るので、インピーダンスが絡んでいるっぽいですが、素人なんで良く分からんとです。(ヒロシ風)
 
 こりゃやっぱゲルマ石のバラつきからですかねぇ? それか、+9V仕様で使うためにネガティブグラウンドの回路を変更していることによるのかも知れません。いずれ色々試してみますが、とりあえず面倒なので当面はツマミ2時までで使うようにするかな(笑)。 それ以前に、ファズはファズファクが満足な出来なので、こいつは殆ど使わないかも(笑)。
 

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