2006年8月25日

坂東眞砂子の重いエッセイ

世の中、西を向いても東を向いても、やっぱりどこかおかしな人はいるものだな…。
正直ゾッとしたし、本当、ムカついた。

8/18日付、日経新聞夕刊の「プロムナード」っていうエッセイ欄に書かれた「小猫殺し」という記事についてだ。

ボクは、実際には「きっこのブログ」(本家は「きっこの日記」の方みたいす)で読んで知ったんだけどね(最近愛読しているもので)。今話題にもなっているので、検索したらボコボコ出てくるから、詳しくはここには書かないすけど、まあ、なんのことか分からないけど、ちょっと知りたいぞ!ってお方は、上記のブログで、該当記事(タイトルで大体分かります)を読むのが分かりやすいしてっとり早いと思う。ここでは「鬼畜」「人格異常者」などと、もう〜好き勝手書かれているが、まあ、そう書かれてもしょうがないって記事(コラム?)だからなあ。

読むと気持ちが重くなるので、この手の話題にデリケートな方は華麗にスルーして下さい(笑)。

ボク個人として、その全てにという訳では無いけど、このブログに書かれていることに共感する部分が多い。どんな意図であれ理由であれ、人間の勝手な思いで、生まれてきたばかりの命を殺める(しかもその方法が残忍である)って行為には、どう良い方に取ろうとしても、やはり嫌悪感しか持ち得ない。去年、愛猫を亡くして、この手の話題に敏感になっているってのもあるけど、本当、この作家だけは許せんな〜って思うし、大して歳も違わないのに、情けなくも思う。そもそも、こういう場でこういうことを書くその真意がどう考えても理解できないし。

…とまあ、ここでこんなことを吐露しても虚しいだけなのでもうやめにしますが。

ちなみにこのブログ、ボクは今年になってから知ったが、ネット界では結構有名なサイトのようで、調べていくと、本人不在説やら複数のジャーナリスト説など、色んな憶測が飛んだりしていて、かなり謎なサイトなのだが、読んでいく上ではなかなか面白くて、好きで読んでる。

本名と思われし氏名も明かされているようだが、それすらも偽名かも知れず、本当のところはどうだか良く分からない。

…んだけど、まあここは一つ、素直にそのまま受け取ったとして書くけど、どうやらこの方はF1好きみたいで、たまにグランプリの話題が出てくるんだけど、なかなか面白い視点で書いてあって、同じF1ファンとしてもなかなかに楽しめる。最近では6/27付(現在は日記の方でしか読めない)で掲載されている「回転寿司グランプリ」ってのが良かった。

思考回路も少し似ているところがあったり、愛車がパンダ(元々はレース仕様だったらしい)だったり、愛猫を手の中で看取りながら亡くしたり…などなど、勝手に親近感を覚えつつ、ここんところは毎日読みにいっている。ブログランキング(日記、雑談部門?)でもダントツ1位のサイトなので、ご存じの方もきっと多いことだろう。

というわけで、最後はお奨めブログの紹介でした。(←…て、最初の意図と違うジャンアレジ・・・(少し駄洒落を真似てみた))

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コメント[3]

Kimoさん、こんにちはです。確かに重いテーマですね。記事については、検索してトップ表示されたものと、きっこのブログも拝見しました。ただ、新聞の原文は読んでないので(多分そのまま転載してるんだと思いますが)、内容がそのままなのかは少し気になります。まったく同じだとしたら、それも著作で気になりますけど(笑)。自分の書いたレポートがただで丸写しされてブログのネタにされるのは...これは別の話ですから置いておきまして。

まず、坂東眞砂子氏の記事については、破綻がありますね。ただ、この方の他の著作や寄稿を一切呼んだことがないので、きっこ氏がいう異常性が見え隠れするとか、多様な価値観を認めないとかについては判りません。夕刊のコラムということですから、限られた文章数で書かねばならないという制約があるからこそ、原稿料貰ってるプロなら、少なくても一貫した文章になってないといけないと思いますね。

ただ、8月23日のきっこ氏が「まともな神経と小学5年生並の知能があれば判る」としていますが、猫の飼い主でない私には初めて知る内容がほとんどでした。まさか、野良猫の7割がエイズに感染しているとは!。私の家はは、大学生まで犬の飼い主であったのですが、野良犬もエイズ事情は同じなのかな?。もっとも、犬には狂犬病というのがありますからね。

きちんとお話しておいた方がいいと思うのですが、私の家は、自分が物心ついた時から犬を飼っており、雑種、秋田犬、コリー(雌一匹、雄2匹)、シベリアンハスキーのなかで、コリー3匹については自分で死を看取ってきました。ここで、私の家と書いたのには意味がありまして、これ全部未成年の時なので保護者である親父の考えを大枠(犬はペットではなく働く動物である)とするなかで、犬と付き合ってきたことになります。だから、そもそも今回の件にレスする資格がない(犬論猫論+完全に自分の考えと意思で動物に対した訳ではない)のですが、少し思うところありました。

その前に、もうちょっとだけ書いておきますが、働く動物ということについては、冬に田んぼに犬橇で肥料を運ぶ、山に畑仕事行く時の熊よけ (^^; 、熊よけではなくてもぽつんと山の中で仕事する寂しさ恐さを紛らわすため、朝夕ランニングをする時のパートナー(1人だと挫けそうになるのを防ぐため)とかそんな感じです。田舎の農村ならではの必需の付き合いといったこともあり、周りの家でも多分9割近く犬jを置いていたと思います。

ただ、私自身は3匹目のコリーに死なれた時から、もう死に向き合うのは耐えれなくなったので「これ以上犬を置くのは止めて欲しい」と親父に言いました。そして、その頃から居所が東京中心で実家にもあまり帰らなくなったので、自然と付き合いは消えていったことになります。

話は戻りまして、思うところというのは、今済んでる都民住宅もそうなんですが「動物を飼ってはいけません」という貼り紙が絶対なくならないことです。最近また、増えてきたところを見ると苦情が多くなってきているんでしょう。どういう苦情かは書いてないのですが、単に飼っているのを発見したというよりは鳴声なんかが多いと想像するので、これまた猫よりは犬の泣き声が多くを占めるのかもしれません。

それにしても理解できないのは、どうして入居の時に「動物を飼ってはいけない」と書いてあるのを承諾して住んでいるのに平気で飼うのだとうということです。こういったことは前の会社の社宅でもそこかしこにありました。皆こう言うのです「あそこが飼ってるから」。まさしく赤信号みんなで渡ればです。

自分の上司に当たる人もそうでした。子供が2人とも大学生になって急に奥さんが寂しくなって、クレジットカードで50万円のコリーの部屋飼いサイズ(何ていったかな?)を突然買ってきたんだそうです。この奥さん、精神的に不安定な人だったし、旦那もルールをすり抜けることに快感を覚える人だったので「あそこも飼ってる、ここも飼ってる」という理屈でした。ちなみにこの方のお宅におじゃまして、フローリングの上を爪が滑ってカサカサと音をさせながらぎこちなく動き回る犬を見ると、どうにも寒い帰途になりました。

こういった人々が天寿を全うするまできちんと付き合っていくのか、いやそもそも歪んでいるので野良を増やしてしまうのかは判りませんが、常々思っているのは子供に対してルールを破ることをどう説明しているのだろということです。確かに、動物を飼ってもよい住居は探しにくでしょう。家賃も高いか場所も不便かもしれない。でも、他にも飼っている人がいるから自分も破らなければ損だという歪みで付き合い始めて、まっとうに終わるのだろうかって思うのです。都会で住む人には選択肢が少なすぎるという声も聞こえてきそうです。でも、根底には部屋で一緒に住む動物の経験が自分に無いことも影響していると思うのですが、部屋の契約者としても責任義務を放棄している人達と自分には映ってしまいます。

坂東眞砂子氏も風説どおり多少偏屈で今自分の常識が欠けているとしたら(エイズのこととか)、そんなことが頭の中にあって自分なりの解釈での責任について書いたのかと想像したりしました。自分も偏屈で常識欠けてますからね (^^; でも、決定的に違和感を感じるのは、書くなら社会的責任じゃなくて、個人の責務とすべきあって、それが常識を欠いているなら非難は自分で全て受けるべきとしなければ卑怯でしょう。文章に一貫性がないのと、この点だけは間違っていると思いました。

話は、今住んでいる都民住宅になるのですけど、ルール破りで「はあ〜」と溜息でるのは、出入りしてはいけないとでっかく書いてある非常ドアからの出入り(プラスティックの保護ケースを壊して平気で出入りしてます)。距離にしたら20m近いくらいに過ぎないのですが、子供を連れて出入りして平気なものです。

そして、非常口から出入りする理由の一つが停めてはいけない場所(地下駐車場からの出口から道路までのスロープ)に自転車が山のように停めてあってそこに近いからなんですね。自転車も地下に停めるようになっているんですが、これまた地下から上げ下ろしする手間が省けて一石二鳥ってことです。一体、こういう環境で育った子供はどうなるんだろう? そもそもどういう顔して子供に向き合っているんだろうと不思議でしょうがありません。

大半は、記事の本論と関係ないことで長々とごめんなさいです。ちなみに、実家の方では、よく川を段ボールが流れてきました。これ以上は書きませんが。

毎度どうも!

こういう場ですので、僕の方は、この件についてのKAZUさんの意見には(敢えて)コメントはつけないこととしますが、付け加えるならば、「坂東氏はなぜ新聞のコラムでああいうことを書いたのか」を考えるにつれ、余計に嫌悪感が増長してしまい、いわゆる「胸くそ悪い」状態にしてくれやがって状態なのです。

細かい分析や自分の意見はこの際置いておくとして、いわゆる「脊髄反射」ですね(笑)。

>大半は、記事の本論と関係ないことで長々とごめんなさいです。

いえいえ、いつもしっかりとしたコメントで、頭が下がります。てか、ボクの元記事がもうちょっとちゃんとしていればね〜。体裁いいんですが…(笑)。

いえいえ、こちらこそいつもお邪魔してすいませんです。けっこう迷ったのですけど、アップしてしまいました。サクッと消していただいてもおっけーであります。

ところで、今大阪は中ノ島でこれから結婚式です。それでは!

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